人間にはそっくりさんに描きたい欲求があるようですね。
ボタニカルアートは、人気がありますね。元は、薬草や植物図鑑のために発達しました。
しかしながら、写真技術の進歩により過去のものになるはずでしたが、
ソックリに描いてみたい!という欲求から生き残りました。
根気のある人向きです。いいと思います。
現代の写実主義は、クールベの始めたものとは違うようです。
写真そっくりに良く描けたね、根気強いねという感動と
自分の魂が動いた、色や形に視覚が喜んだいう感動とは違うようですね。
美しさは絵の中にはありません。
自分の心の中にあるものだから、人によって大きく違います。
何を美とするかで変わっていきます。
感じることのできる美しさが違うのです。
では、ゴッホやセザンヌなどの巨匠は多くの人の心に響くのはなぜでしょう。
それは、好みや人種や年齢を超えたところにある、魂そのものに作用するからなのでしょう。
そっくりに描くと絵の対象が限定、確定されます。その現実的であるところが好きな人と
絵の内容が限定されず普遍的なものとして、魂で感じるのが面白い人とに分かれるといえるかもしれません。
ゴッホのガラスのカテドラルのような緊張感や空気いっぱいのセザンヌの風景画、キリコのシュールな絵をたまにモーレツに見たくなります。
なんていうことを考えていたら、
急にロスコが頭に浮かびました。
大好きな抽象画家です。この、絵の前に立つとくらくらします。心が動くのがわかります。
これは、普遍的です。命を感じます。
これは、本物だなとすぐわかります。
単純かつ、地味な色彩なのに非常に深い。
絵は形と色、
それをつくづく感じさせる芸術です。
なかなか見るチャンスはありませんが、日本に来たらぜひ見に行きたいですね。
つましく正しく生きることが大切です。
かのK氏のよう感謝の気持ちをひとかけらもなく、見えや権威を大切に生きる人は悲しいですね。
さて、今年は公募展があるようです。すこし、頑張っていかないといけませんが。
同じような絵になるのはなぜでしょう。
完成までは遠いです。
札幌の桜の開花は最速になるという予報でした。
桜が咲くたびに、年を取ったなと思います。
あとどれくらい生きるのでしょう。
早くこのパンデミックが終わり、
不誠実な人も淘汰され
明るい未来が来ることを期待します。
センターの子はやや上を向き始めました。