猫のしっぽ カエルの手の2020年夏の放送予告がなされました。
その、様子がほんの少し紹介されていました。すっかり、白髪になり、
そして、両手にストックのようなものを持ち歩く姿がちらりと映りました。
自然とともにありのままに生きる、すべてを受け入れ、自分でできることをする。
進行性の病気からくる、視力の低下と記憶の維持の難しさ、その時その時の一瞬に生きる。
その時、一瞬は永遠の輝きを放つのでしょう。
ナレーターの山崎さんの素朴で、クールな語り口が、
番組を淡々と進めていくところもいいですね。
過大な感情は時として、真実からは離れていくものです。
前回の「雨の中でも踊るのが人生」の言葉通りに、
生きることの難しさと、素晴らしさを体現し、
それをさらりと率直なエッセイに、
そして、視聴者に伝えいくその姿は、感銘をうけます。
明日のことは、わからない。
今年のコロナウイルスでの世界の変わりようは、誰が予測できたでしょうか。
志村けんさんが亡くなったのは、
今年です。この喪失感と、怒りは、収まっていくのでしょうか。
さて、7月25日(土)午後2時からの放送を今見終えました。
一番感心したのが、自分の呼吸についての話です。
普段築かないけれど生きているものだけがしていること、
自分が生きていることを確認すること、
「安心するよね?」
と、問いかけていました。
宇宙は自分の中にある。
ということでした。 娘さんと散歩するところが最後の場面でした。田んぼのあぜ道を、歩いて向こうに行きました。
高いとこからの眼を意識することがあります。この人々の営みの中に、なにか強烈な真実が隠されているのでしょうか。