余市川水系で一番きれいな川は、白井川です。
余市川は、白井川、赤井川が合流して下流に流れていきます。
白井川の水はこの辺りでは一番きれいなものでしょう。
どうして綺麗に見えるかといえば、川底の石が白っぽいからです。
石がいいのできれいに見えるのです。
この写真の橋は、倶知安に抜ける393です。
昔はココで行き止まりで、実に静かな釣り場でした。
今は、車の通行量が半端でなく、またバイクの人もいて
実にノイジーなところになりました。
しかし、この川は黙ってきれいな透き通るような水を
上から流してきます。
かつては、魚影が濃く、いつ行ってもつれましたが、
最近の釣果はあまり芳しくありません。
今思えば、工事をしていたので、ある程度の放流をしていたのでは
ないかと今思いました。
河川工事をするときは、放流もセットになっていることもあります。
でも、まだまだ釣れる川です。
ココのやまべは実にきれいです。色白でピカピカしています。
水質と川底のきれいな石のおかげだと思います。
この白井川の上流には、ライオンの滝という小さな滝があります。
その周りは、巨石でおおわれています。まさに神秘の川のスタートです。
ライオンとは、雷音と書きます。
なぜそういわれているのか由来は、
諸説ありますが、
私が考えた由来を紹介します。
雨上がりの非常に良く晴れた日なのに
「ゴロゴロ。ゴロゴロ」
と音がする。青天の霹靂ではない。
それは、雨で水量が増えて、最上流の
巨石が落ちて転がり、ゴロゴロと音がした。
それを、古の釣り人が聞いたのではないでしょうか。
大雨の時巨石が上から落ちて、岩と岩がぶつかり合う音
その音は、雷のように聞こえる、というものです。
その巨石が、川下に落ちていくときに
「ゴロゴロ」と雷のようなものすごい音を立てるとかそういうことでしょう。
大雨の日に、山のずっと向こうの川から聞こえる、雷の音。
洒落てるじゃありませんか。
結構つれました。ここのヤマベは、色白で味も最高です。
色白なのは、川底が明るいので、それに合わせて色白になったのです。
この水の透明さは、上流に土が少なく、岩盤が多いことが考えらえます。
雨上がりの晴れた日に
巨石の転がる音が聞きたいですね。