外人墓地とおつけの浜
外人墓地は知ってますよね。函館山の向かって右側を登っていきます。バスは、高龍寺前でおりましょう。
そこから歩きです。うちのお墓もそっちにあるので、よく行くのです。
高龍寺は函館で一番古い寺ですよ。1600年代、江戸初期ですね。箱館戦争の時は、旧幕府軍の病院として使われたが、攻めてきた官軍が火を放ち焼失。
官軍ってひどいことをしますね。負傷者を焼き討ちするなんて。勝てば官軍の言葉通り、なんでもやっちゃえという思想はいけませんね。
再建された山門は実に見事で、文化財登録されてますよ。
さて、外人墓地は、ペリーと一緒に1854年に来た、軍艦の水兵二名を埋葬したのが始まりです。
163年前、そんなに古いわけではありませんね。
遠く異国で埋葬された人々の思いと哀愁がありますね。変わった形のお墓ばかりでなく、ここは景色も抜群にいいですよ。海を見下ろすと、遠くを行く船が、ゆっくり通り過ぎます。時間の過ぎるのを感じさせてくれます。
外人墓地は、二手に分かれるところの右側に進んでください。
さて、玄人情報ですが、実は子供のころ外人墓地のお堂の中に、3体のミイラがある。という変な噂が立ったのです。(全くの作り話だったらしい)小学生は皆信じ、その、中央にあるお堂に向かって「ミイラ」と叫んで逃げるという、バカな遊びをしていたのです。
また、赤墓(何故か、真っ赤に色鮮やかに塗られている)を見るとたたられるといわれ、その場所は、目をつぶって歩くといった、危ないことをしていたものです。
子どものころは、荒唐無稽なことを信じたり、思いこんだりするものですね。その柔軟な頭の働きが、新しい時代を作っていくのですね。
ここから右手に下がっていく道があるので、海の方へ降りていきます。ちょうど、立待岬の反対側と考えてください。入船町前浜海水浴場です。
真後ろの山の上の建物は、焼き場です。
この海岸、海水浴場ですが、下の石に着目してください。砂ではありません。石だらけ、
ここにごろごろ転がっている石がちょうど漬物石にピッタリなのです。
大きさ、重さといい、ばっちり、
ここが「おつけの浜」の由来です。
ネット中、どこを探しても出ていない有益な情報ですな。
お土産に、ここの漬物石を一個お持ち帰りください。(そんな人はいない)
私たち、悪ガキ軍団もここでよく遊びました。結構深いですよ。それで、潜りたいときに、ちょうどいい大きさの石を腕に抱いて沈むと早く潜れますよ。
函館は昔から港町、自然の良港なのです。
港町には。お寺が多い、
函館のお葬式は、通夜の段階でもう骨、
先に焼き場に行って焼いてももらってから、通夜なのです。
昔は、海での遭難が多かったからでしょうか。