札幌では10月も末だというのに、暖かい日が続いています。
前田森林公園に足を延ばしました。
この公園は、バブル期に計画された巨大公園です。
この西洋の庭園を模した公園は、何やら違和感があるなと思って、そんなに好きな公園ではなかったのです。
しかし、今になってみてみると、
北海道に合っているかもしれないと思い始めました。
この両側に真っ直ぐ青い空に伸びていくポプラ並木は非常に気持ちがいいです。
ポプラ並みには、札幌には人気があるところがあって、北大構内と創成川沿い石狩街道とここです。
紅葉で、黄色に変化した葉が太陽を浴びて黄金色に光ります。
池の水面に映るポプラは、息をのむ美しさです。
もちろんここももうすぐ深い雪に覆われ、春を夢見て眠りにつきます。
しかし、この紅葉というものは実に美しいものです。
四季のある国は、それだけで素晴らしいですね。
公園の中で一番いい木はこれです。
まるで、作り物のようですね。
札幌にある西洋風公園でした。
日本庭園は西洋でも人気があって、モネの日本庭園は人気です。
いつか行って見たいリストに入っています。
モネの睡蓮は、東京上野の西洋美術館にもあります。
パリのオランジェリー美術館も、行きたいところリストの上位です。
西洋人があこがれた日本の庭園は、ありのままの自然を意識したものです。
災害の多い日本は、あらゆるものが一瞬で無となる経験を繰り返してきた日本人の、
はかなさに対する一種の回答です。
自然と闘い、制御しようとする西洋人は、左右対称の、定規を使った庭に美意識を感じたようです。
戦い、屈服させた人間の力を誇示する庭園を。
昔、ベルサイユ宮殿の庭を見た時のその圧倒的力にしばし感嘆しました。
その象徴的なものは、吹き上がる噴水です。
水は、重力に従って、上から下に流れるもの、それを下から上に吹き上げようとは実に興味深いですね。
自然界にも、吹き出すものがあります。
温泉です。
地球のエネルギーが、湧き上がる様子は、凄いエネルギーを感じます。
あと、ハワイで波打ち際の岩にいいぐわいに穴が開いていて、波が来ると吹き上がるというスポットにも
行ったことがありますが。
いまいちでした。
人間が去った後は、自然は元の姿にあっという間に戻るでしょう。
一人の人間が
地上にいられるのは
ほんの一瞬です。
そして、人類が誕生したのも、
地球誌で見れば、まだわずかな期間です。