3人の人の配置はどう変わるのか
冬の通りには、何か雰囲気がありますね。しかし、雪は解け、すぐに芽が出ますね。
厚い雪の下では、タンポポがロゼッタ状になって、しっかりと、張り付いて冬をしのいできました。北海道の春は、短くて、一気にやってきます。いまから、もうワクワクしますね。
人物の群像は、家族が多く、労働者を描いたのはムンク、友人を描いたのは、マリー・ローランサンです。
パリのポンピドーセンターに「アポリネールとその友人たち」というのがあります。
アポリネールはイタリア生まれの詩人、現代詩の始祖ともいわれる才人、マリーの恋人、ピカソの紹介で知り合う。5年ほど付き合ったが、破局
アポリネールは、失意のうちに志願して戦場に、砲兵となり、頭にけがをして帰還し、スペイン風邪でほどなく病死。
有名なモンマルトルの「洗濯船」に、集まり、若き芸術家が集まり、その、理論、言葉の代弁者として彼は必要だったのかもしれませんね。
マリー・ローランサンは、白とグレーがキレイでぎりぎりのバランスを保ってますね。一見すると、素朴派っぽいデッサンの幼さがありますが、日本人には人気がありますね。
薄塗で重ねる方法や、淡い色と人物の絡み合いが、女性的であるとされていますね。
繊細なところと危うさは、人を引き付けるところです。
また、画題が女性の肖像、小鳥,動物、花などの小さな世界ですが、独特の雰囲気が人をひきつけます。
パリのサンジェルマン・デ・プレ交差点の近くの公園に、ピカソが作ったアポリネールの記念像があります。
さて、Aに比べてBは苦戦中です。
何でもない通りを、こっちに来る人、向こうに行く人、という設定が難しいです。
人物の設定は、中央の人物が一応の主人公ですが、向こうの街から 逃げてきたような感じになっちゃうのがきつい。
遠近的な画面になっているので、人物の足元が決まらない。
寒色が多く硬直してきた。
設定を、何とかしなければこの後がむずかしい。
何かを思いつくためには何をしたらいいのですかね。いろんな画集を見ても結局、また元に戻ることになる。
迷っているうちに、絵具が積み重なり厚くなってし合う、悪いパタンがありますね。もったりして、筆が滑り、取り返しがつかなくなることがよくあるんです。
ナイフで削りながら、何か思いつくのを待つしかありません。
季節は春に向かいます。いつまでも雪の下にいるわけにはいきません。きっと何か思いつくでしょう。