ギュスターヴモローの弟子、マチスとルオー 駅員のいる群像⑪ 

 

春が近づいているようですね。この時期の北海道は、長かった冬から

雪解けを迎えます。
よくぞ頑張った。

 

一昨日、昨日と強風が吹き荒れ大変でしたが、

春の嵐が去った後は、星が輝きました。

木の芽はふくらみ、葉を出す準備をしています。

 

また、卒業、転勤など節目を迎えてる人もたくさん

いるのでしょうね。

 

家電量販店には、新生活セット、冷蔵庫、炊飯器

掃除機などが並んでいました。

 

絵を描くことは、四季のように、仕事が進まない

停滞する、自己模倣が始まるなどの冬の時代や、

 

なんとも、筆の動きが軽快な、春のようなときがあったり、

 

寂しい秋や、情熱に溢れた夏だったり、色々な段階が

ありますね。

 

いつかは、筆を置くときがくる。それまでは、画面の前で過ごします。

 

しかしながら、春はうれしいですね。何か、出来そうな気がします。

 

ギュスターヴ モロー、1826年、パリ生まれ、象徴主義とされているが、

ロマン主義で緻密、のちに、美術アカデミー会員

 

モローの逸話で一番好きなのは、ルオーとマティスのことです。

 

官立美術学校の教授となったモローは、

私は君たちが渡って行く橋だ、生徒の個性を尊重し自分の技法を押し付けなかった

 

その証拠に、ルオーとマティスという、タイプの違う2人の芸術家を世界に送った。

しかし、伝統を重んずる他の会員から批判を受け、次第に表舞台に出ず、アトリエで

もくもくと仕事をした。

そのアトリエが、そのまま個人美術館としてパリにあります。こんど、いきます。

 

さすが、時代を超える画家は違いますね。

 

PS,モローの死後、モローの弟子たちは、アカデミーから追放されましたよ。

 

さて、Aの方はもう11回目

煙突を10センチほど右にしました。ちょっと息苦しかったので。だいぶ楽になりました。

 

駅員と向こうに歩いていく女性を少し整理しました。この女性は、空間に溶けるように描か

ねばなりません。空間を意識する絵は、このところが難しいですね。

 

単純化しすぎると、空気がなくなり真空状態になるので、奥行きがなくなります。

 

ピカソのように、前、横、斜めから見えるものを、一緒の画面に入れ込み、立体感を出すか

 

セザンヌのように、形を空間に波紋のように響かせ、平筆のタッチを生かして、あたかも

球体が出現したように感じさせる画面にするかですね。

上の時計に、数字をいれました。(いらないかも)

 

ストーブの上の面の楕円を、人物の足元の方と、人物の胴体のふくらみ、スカートの丸みに

響かせました。

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