昨日引退した、ある方が、富士山の絵を描いた作品展の様子をテレビで見ましたよ。
絵を描く人に悪い人はいないと、個人的に思います。しかし、人間は、複雑、不思議で不可解なもの、そこまた人間の尊いところだと思います。
本能に従って直接的に生きる動物とはそこが違うところなのでしよう。
「私は、美しさを感じるために生まれてきた」(人間)
ということでしょう。
富士山といえば、葛飾北斎の富嶽三十六景ですよね。
北斎は長生きで88歳まで生きました。作品数3万点、世界に影響を与えた偉人、
アーティストは、多くの仕事を残すためにも長生きは、アーテストの基本です。
なおかつ身長180センチ、江戸時代でですよ。
体も大きい人です。
アーティストは
非常に短命の場合もありますが、
ピカソも91歳だったし、あの波乱万丈で、病気がちのムンクですら、80まで生きました。
ピカソの作品は、もろもろ集めて、24万点の作品がありますね。ムンクは油彩1500、その他2万と多い上に、気に入ったものは売らなかったので、オスロ市にまとまっているということです。
すごいことです。
富士山は、就学旅行の時に新幹線から見たことがあるっきりで記憶にありません。新幹線はもちろん0系です。
北海道には大雪山がありますが、遠くから見てもデカくて、これを画面に入れるのは無理だという感じです。
なおかつ、全部緑になっちゃって、カリフラワーかレタスになっちゃう。
画面の下をかなり大きく残さないと、安定が悪く、ぺらっと前の方にめくれてくるように見えちゃいますね。
木田金次郎のように、地面からもえあがるように描かないと、どっしりした絵の絵にはならないでしょう。
思い切って、片岡球子風に装飾的に描くのも面白いかもしれません。
ちのみに、たまこさん103歳まで生きましたよ。
長生きしないとダメですよ。って、節制ばかりするのも、アーティストっぽくないな。
富士山を描くのが難しい理由
①空気感をもって富士山を描くことは、不可能っぽい。
②あまりに有名すぎて、絵葉書のように消費され、芸術まで昇華しない
③どでかいキャンバス、1000号とかならいけるかも、しかし置く場所がない
そういうこと。
今日の結論
しかし、あの人も絵を描き続けてほしいな。でも、画風は変わると思います。
きっと、富士山はもう描かない。ま逆のものを描くでしょう。
楽しみだな
今日のおまけ。
格闘技で言えば、プロレスのジャイアント馬場も油彩をたしなみ、
いい絵をたくさん残しました。海に沈む夕日の風景などいいのがあるそうです。
みてみたいな。
PS,グーグル画像検索で見ましたよ、ナイーブでいい絵でしたよ。皆さんもみましょう。