ホッパーにはそれを強く感じます
足を組む裸婦

空虚感、荒涼感のような実体のないものの雰囲気を出すのは非常にムづかしいですね。

わたくし、ホッパーにはそれを強く感じます。アメリカにはワイエスもいますし、リアリストがクールに描くのに、感情が伝わるという不思議な世界ですね。

荒野に立つ灯台が日を浴びてダダ立っているなんてすごいです。

線路もいつか描きたいです。線路の向こうに人気のない家が描いているやつとか。怖いけどなにかある。

通りの床屋のサインの絵もドキッとします。

日の光が一定方向からさしている、影ができる、窓から入ってくる、それを浴びている。それだけなのに。

逆に夜の窓から、闇に向かって明かりが漏れるシリーズもいいですね。

アメリカに行かないと見れないのかな。

あとワイエスの「1946冬」丘の上から若い兵隊が駆け下りてくるだけの絵なのに、その寂しさ、やるせなさ、ただならぬ事件の気配にドカンとやられました。

アメリカ人の芸術家に共通する寂寥感の秘密はなんだろう。

ジャクソンポロックですら、渋い色合いで寂しさを感じさせますね。

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