ボナールのマッスは完璧ですな。マッスは彫刻の量感だけでなく、絵の場合でもその色の量ということでボナールはそれがぴったりと合っていて美しいです。
目が喜ぶ色彩ですね。なおかつバルールもあっているってやつですね。
とにかく、黄色、紫、濃い緑が空間にばらまかれているように見えて、しっかりと量もあっているのでボリュームがありますね。
とくに、緑の塊が好きです。
南仏コートダジュールの光の中で、上品に美しく書かれていますね。
自称「遅れてきた印象派」で、表現主義的な強い感情の絵は内容であるが、わずかに自画像に見ることができる。
妻マルトをかいた、多くの浴槽の裸婦のシリーズも黄色、マゼンダ、青のマッスが完璧ですね。
大胆な画題もありますが、やはりいいとこのお坊ちゃん的なレッテルの貼られ方から見ると、少し装飾的で、人間の内面に迫るようなギリギリした絵はか描かなかったのでしょう。
ナビ派(預言者)というのは少し大げさかもじれませんね。