アルカイックスマイルとは何か 珍しい絵画の微笑み

アルカイック期は、ギリシャ彫刻、紀元前600年ごろから500年ぐらいとされています。

エジプト芸銃は、死者のための芸術だったので、ギリシャでは、ようやくいま生きているための芸術が生まれようとしていたのですね。

その、人体はレリーフの中から飛び出てきました。今までは、壁や何か支柱によって立たされていた像が、それを振り払いこちらに出てきたのです。

それも、だいたい左足を前にして、自立しているという、画期的な出来事だったのです。

初めて出てきた像は、緊張感に溢れています。単純で素朴です。

そして、その唇に微笑みをたたえて。

アルカイックスマイル

単純な微笑みの意味するところは、何なんでしょう。

古代ギリシャ彫刻の本を見ながら考えました。

体はやや細身、動きが硬く左足が前に踏み出している。誰か、特定のモデル像でないことは、顔の表情の硬さからわかります。

なのに、唇だけがなぜか上に上がり、ほんのわずか微笑んでいるように見える。

人間が手に入れた、表現というものは、ここでようやく、生きること、生命、生きる喜びまで昇華されたということですね。

照れ笑いではないのでしょうか?

やあ、人類が芸術の世界を歩き始めたよヨロシクな。

ということではないのかな。って勝手に思いました。

 

飛び出した人体は、成長を続け、紀元前490年「瀕死の戦士像」アイギナ神殿の東破風には、はや、クラシカルなギリシャ彫刻がスタートするのがすごいですね。

バチカン美術館

さて、ローマのバチカンに行ったときに、ギリシャ彫刻をたくさん見ることができました。システィーナ礼拝堂のミケランジェロの最後の審判を見に行く途中の通路みたいなところにたくさん置いてました。

これを見てわたくしは、こう思いました。紀元前にこれを作れるとは、

もう終わった。これ以上のものは現代でも作れないだろう。

という感想でした。もう、完璧。これから具象の彫刻を始めても無駄だぐらいに思ったものです。

大理石にこんなに美しく、均整がとれた美しいファオルムを作れるなんて。オーパーツとしか言いようのないというほど興奮したものです。

きっとこの時期に、地球上にUFOがあらわれ、教えていったのだと思います。

ローマは、彫刻の街、いたるところにありますが、もうローマ時代になると、徹底的な精神性はうすれ、すこし、まるまったというか、手ぬるいところがありますね。

シャープさがなく優しい感じです。見れば、すぐわかります。

この温和なローマ時代の彫刻も好きですが。

ミケランジェロのピエタ サンピエトロ 1498~1450

ミケランジェロの最後の審判は、青の色がとてもきれいでした。そして、爽やかで、すがすがしい気分になりましたよ。

バチカン美術館は、並ぶのが大変、結構並びました。そこでも、ガイドの腕次第で早く入れるのがおもしろいところ、旅行代理店は大手を選んだ方が、早く入れますよ。

炎天下のローマで並ぶのには、結構大変、日傘、エビアン、歩きやすい靴などが必要です。

 

 

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