曇り空の中出発しました。
薄日もさして何とかなるだろうと。
峠は霧が出てました。
霧の中は幻想的な世界でした。
トンネルを抜けてびっくり、小雨が降っています。
シトシト濡れながら釣りをすることになりました。
上流は水量が多く川原がありません。
大物が来ても上げることはできません。いったん川原に上げてからつかむことができないからです。
水の中の魚の生命力は凄まじいものです。
生きることに一直線の美しさがあります。
水量は、かなり多く苦戦が予想されました。
まず、下流の川幅の広いところでウオーミングアップ。
これが、釣れない。
何故かというと、
①エサが古い
もう1か月前に買ったエサが残ってたのでこれでいいや、ともっていったのが大誤算。
(ブドウ虫)黒くなってるやつ、痩せてるやつなど実がパンパンにはいってるやつが1/3ぐらいしかありません。
②すでにシンコが出て来ている
エサをとられっぱなし、引くけど釣れないという。この悪循環を繰り返し全然ダメ
まさかの、ボウズか
気を取り直して、支流の合流地点に向かいます。
滝のような落差のある所、泡立っているところに試しに投げてみると。
「来たー」
ニジマスが隠れていました。しかも、連続で3匹も釣りました。
お腹が空いて、がっついているので、エサが古くてもOKでした。
ニジマスの引きは最高です。そのまま、抜くと外れることがあるので、川原まで引っ張ってきます。
陸にあげて一安心。
そこから、ゆっくりと針を外します。
うれしいです。
ヤマベの大きいのもうれしいですが、ニジマスのキラキラした躍動する引きは代えがたいものです。
調子に乗って釣り上がりました。
うっすら靄がかかっています。
水温が低く、湿度100%なので、靄がかかるのです。
なにか、この世とは思えぬ浮遊感がありますね。
この前の、大雨であばれたことがわかります。フキや草がなぎ倒されています。
カエルが喜んで、跳ねまわっています。
魚道は小石で埋まり、いつもは二股のところが直線になっています。思わぬ深みもあってスリルもあります。