札幌でもサクラが咲き始めました。
ピンクの色がキレイです。ピンクにも、色々ありますが、あんまり色が濃いとサクラの感じが
しませんね。
春にパッと咲いて、あっさり散るのがいいですね。
札幌の花見は、円山公園です。結構寒いので、防寒具が必要でしょう。
北海道は、春と夏が同時進行し、また、あっという間に終わってしまいますが。
8月15日には、虫が鳴き始め、泣きたいような気分になります。
さて、F130のCですが、いろいろ盛り過ぎて空間が閉そく化して、実に息苦しいので、思い切って
単純化して、三角形の構図にします。
何といっても三角ですね。安定度、美しさ、これにかなう構図は無いかもしれませんね。
セザンヌの大水浴図のように、三角で強固で単純な構図が、一番きれいなのです。いたるところに、三角が隠れています。
高圧電線の鉄塔、橋、など強度を要求されるところは、かならず鋼材が三角形に構成されますね。
四角になると、実にずれ易く、すぐ、平行四辺形に変形し、もろい構造になります。
そして、人体は、いろいろ曲げたりできるので、ここで色々な三角形を作ることが出来るのです。
足、手、元より体の傾きなど、よく利用するのが、老人が杖をついたりして歩く様子とか、足の膝より下の部分で
三角形が容易に作れるのです。
鼻も三角形ですね。
群像を描く醍醐味はそこにあるといってよいでしょう。
登場人物には、ご苦労だけど色々な格好をしてもらいますが、あまりに突飛なポーズは、そのポーズ自体の意味を考えることになるので
また、それは違うなという問題になります。
さて、後ろの空間で利用できるのは、木です。木の幹や枝も自由に、任意に描いても違和感がないので利用します。
また、煙突、電線、蛍光灯,電灯なども任意で設定できるので利用します。
ニューヨーク近代美術館にある、大水浴図はセザンヌの芸術の到達点、
混とんとした自然の中から、人間の理性で見いだされる、
水平と垂直、三角形、円柱、球などを筆のタッチや、色の濃淡で構築していくやり方、
は、のちの画家に多大な影響を与えましたね。
よく、後期印象派といわれますが、
私の全くの感想ですが、まずセザンヌ、そして、セザンヌに表現主義を加えてゴッホ、
印象派の光によって分解されて、混沌としてしまった形をモネは、セザンヌ的な理論で再構築し、スイレンに到達することが出来ました。
オランジェリーにはぜひ行ってみたいですね。
また、ゴッホ、モネはジャポニズムによって、強い影響を受けているところも、日本人にとっては興味深いところですね。
セザンヌ、ゴッホ、モネはそれぞれの芸術を完成することが出来ました。