世間では、大相撲のことが連日報道されていますね。何かしら団体、組織は維持するためにはそれなりの派閥や、仲良しが利権を争うものですね。
絵は一人っきりの世界
さて、世間のことはほおっておいて、クリスマスにアトリエに飾る、ちっちゃな絵も2回目です。4号なので筆も細い。一気に変わるのがおもしろいといえば面白いのですが。
一番難しいのは、顔の表情ですね。一筆ごとに表情が変わります。もうミリ単位の話です。
ということは、人間の識別能力の高さが際立ちますね。形や配置以外に、暖色、寒色という色の問題もあるし、デフロマシオンってのもあるし、もうまさに総合的な芸術ですね。
真ん中のツリーが難しいですね。三角だから落ち着きは良いのだけど、女性の赤と補色の関係が派手派手になならないように、後ろの空間は乳色がいいですね。
乳色、(肌色やネイプルイエロー)や灰色(クレー)はどんな色とも親和性が高く、使って大丈夫な色です。きっと、白が多めに混じることで空気感が出るのではないでしょうか。
左の後ろの壁には、緑のカーテンをかけるつもり。これは、ツリーの緑色の響きを受ける目的です。セザンヌにもよくカーテンを利用した、構成がありますね。
2枚目は
途中になっていた男女が、カウチに座ってなにやら相談してるやつも、少し手を入れました。女性の足がうまく書けてないですね。少し、短めの方が入るのですが。方向は、画面の三角形を意識して、この角度。
だから、男の顔の角度は、中央寄りに鼻筋が寄っています。しかし、
男の服は白でいいのか疑問ですが、
白は、万能で何にでもあっちゃうところがありますね。
女性の赤が強いので、男性の服を例えば青とかにしちゃうと、ギラギラして彩度が上がり、収拾がつかなくばりますよ。
裸婦がいつでも、うまく入りのは肌色という色が、どんな色とも親和性があり、釣り合うからですね。人物の服の問題は非常に難しいですね。
マリーローランサンはグレーを好んで使いますね。グレーは下手すると沈み、汚くなることが多い。
黒なんかを混ぜることにより泥みたくなっちゃうので、
黒塗って、乾かし、白塗って、わずかに混じるとか。
黒の絵具でグレーにするのではなく、木炭の上に塗って木炭でグラデーションをつけた方がうまくいくみたいですね。
後ろの壁は、絵を一枚と思っていましたが、時計の方がおもしろいかもしれないですね。
サッポロは、冬景色です。ふつうは、クリスマス前はあまり雪は積もらないのですが、今年は少し寒いようです。
皆様も、風邪などひかぬよう、ご自愛くださいね。