ベニシアさんのエッセイと人生 絵のテーマとしての家族

ベニシアさんの近況は気になりますが

ベニシアさんの家族も、いろいろな状況を抱えながら、

(決して順調というわけではない)

特に長女の病気についての話は大変なものでした。

生きていくことは本当に大変なことですね。

 

しかし、イギリスの貴族の血を引きながらも

社交界を飛び出し、世界を放浪し

日本にたどり着き、京都大原で生活をする

波乱万丈の人生を歩んでいますね。

 

ベニシアさんの祖国、イギリスはガーデンの本場

「秘密の花園」

の話も有名ですね。

バラはイングリッシュガーデンに欠かせないものですね。

 

イギリスとフランスの庭はまるで違います

 

イングリッシュガーデンとは、宿根草を中心にハーブで彩られた野性味のある庭です。

野性の花たちを大事に、次々といろいろな花が咲いていくように設計された

生きた庭です。

イギリスの冷涼な環境で育つのは、そういう草花です。

日本の庭に近いとも言えます。

 

フランスでは、貴族といえば

ベルサイユ宮殿のように左右対称に配置された、豪華絢爛な花々、豪華な花は一年草が多いです。

豪華な花を持ってきて、デコレーション、ディスプレイする感覚です。

それプラス

自然に完全に逆らった、噴水がつくと、

西洋風のガーデンになります。きれいで、整然としてますが何か日本人には受け入れがたい。

 

西洋の美意識は、自然を征服した証なのです。

 

また、日本風の庭は、水は上から流れ、下に行く、鹿威しまであるという。自

然には逆らわない無碍自由の世界観です。

自由無碍の考えは何物にもとらわれず自由なこと、

自由自在に創造力を働かせ、

全てのとらえようとするものから解き放つエネルギーをもつことです。

 

日本人の美意識にかなうのは、イギリスの伝統的な庭です。

実に興味深く、意味の分かるお庭です。

 

日本人の場合は、枯山水庭園まで行ってしまうという奥深さがありますね。

絵に例えると、もう、具象から抽象まで進み、要素を分解してしまうという美

意識は世界に誇れるものでしょう。

 

ベニシアさんは、薔薇について、5つの花びらといっています。

 

誕生、子ども時代、娘時代、母時代、白髪の賢女の時代、

 

そして、死を表しているといいます。

 

一つの花の中に盛り込むやり方ですね。


 

 

 

 

 

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