水芭蕉の巨大群生地、マクンべツ湿地の紹介です。
北海道石狩市の石狩川の川べりにそれはあります。
長く生きてきたつもりでしたが
まだまだ知らないことがたくさんあることに気付かされました。
それは、水芭蕉の英語の名前です。
水芭蕉は、なんと「スカンク、キャベツ」でした。
臭いにおいを出し、ハエを誘い、花粉を運ばせるらしいのです。
あの白い、可憐な花に隠された真実
深窓の令嬢が実は、醜い本性を持っていたとは。
最近の話、
どこかの、国でもそんなことがあるようですが。
知ってしまうとは悲しいことですね。
さて、石狩のマクンべツ湿地は巨大な水芭蕉の群生地、
石狩川の川べりにザックザックと生えています。
水芭蕉は湿地に咲く花
水面に白い花が映りその美しが際立ちます。
![](https://aburae.sappoart.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_8194-1600x1067.jpg)
春になったけどまだ冷たい北海道の水の中で黄緑の葉と白い花
一見する価値はあります。
札幌ベイゴルフ場が目印
反対側に無料駐車場があります。
土手を上がって、下がったら長い木道があります。
英語名は、いまいちでも
花言葉は「美しい思い出」
いいではないですか。
美しい思い出はどんなのものでしょう。
きっと、切ない思い出でしょう。
もう会えない人との思い出はきっと美しくなるのでしょう。
もう、二度どない、取り返しがつかない、
そんな、一回きりの魂のつながりが美しさをきわだ出せるのでしょう。
![2021/05/04に撮影](https://aburae.sappoart.net/wp-content/uploads/2021/05/IMG_8200io-1600x1067.jpg)
古代のギリシャ人は、悲劇の中にはなぜか美しさがあることを発見しました。
「ギリシャ悲劇」の誕生です。
人間の力が及ばない、永遠の別れは悲劇です。
ガラスがパリパリと鳴るような緊張感、
その一瞬は永遠の美に通じるということなのでしょう。
この場所は、この花が終わるともう誰も来ない
忘れられた場所になります。
4月下旬から5月上旬だけの特別な場所です。