フランシスベーコンとオレンジ色 絵画鑑賞

イギリスの作家で日本で人気があるのは、フランシスベーコンですよね。いま、本棚をみてたら、オレンジ色の背表紙が、あの図録は、ベーコンではないかな、と思ったら本当にベーコンの図録でした。

この強烈なオレンジは、ベーコンそのものだと、装丁を担当した人は思ったのですね。

中を見てみたら、2013年3月8日~5月26日、東京国立近代美術館と書いてありました。その時期になぜ東京にいたのかが思いだせないのですが、ベーコンを見るためにだけ東京にはいかないだろうなと思います。

年を取ってきたら、ほんとに何もカニも忘れていきますね。

ベーコンのデビュー作の、「ある磔刑の基部にいる人物像のための三習作」のもとになった、人物像習作Ⅱのその強い、オレンジ色を思いだしました。

オレンジと言ったらベーコンと認識されたのです。

あと、ゴッホファンの私には、「ゴッホの肖像のための習作」も面白かったです。

ゴッホとは全然結びつかない印象ですが、独自のリアリティーを生み出した偉大なヒーローと称え尊敬していたと図録に書いてありました。

第2次世界大戦で焼失した、「タラスコンへの道を行く画家」を元に描かれているとされています。この、意外性がおもしろいですね。

図録をななめ読みしていて、分かったこと2つ、

一つ目は、あの画面に出てくるについてです。とくに、図録の解説では言及されてなかったのですが、20代のころ家具職人だったという記述があって、なるほどと納得しました。

空間のとらえ方が、立体の机やいすを作るようなイメージを持っていたということですね。

空間のとらえ方が、箱型、テーブルやいすをまず置いて、そして、その空間に、人物を招き入れて絵を描いているということでしょうか。

叫ぶ教皇のシリーズにも繰り返し豪華な椅子が出てきますね。教皇を叫ばせるとは、思い切っていますね。そんな絵を描こうとするのが、鬼才というか、力強い芸術家を体現していますね。

元の絵は、ベラスケスの作品だったということ。

ベラスケスの教皇の肖像画(1650年)の図録から、なんと45点もの作品を制作したらしいですね。

そして、本物のベラスケスの絵を見るチャンスが、ローマであったのに、結局は見に行かなかったというエピソードも面白いですね。

ベラスケスを尊敬していたので、気がひけるというのが、人間味のあるところですね。

具象絵画の鬼才などどいう位置づけなんという簡単なものではないような気がしますね。

とにかく、このベーコンのオレンジはただならぬ感情を持った色のようです。

オレンジ色はなにか激しい何かを含んでいるのかもしれないですね。

おすすめの記事