タンギー爺さんは、パリのロダン美術館にいた 絵画鑑賞

タンギー爺さんの絵知ってますか、ロダン美術館の2階にいるんですよ。

ロダンは上野にもあるので、日本人にはファンが多いでしょうね。なにか、何か、日本人を引き付けるものがあるのでしょうか。

パリ滞在中の私は、いつものように、郊外のプチホテルを出て、地下鉄に乗ります。すいてるし、安全ですね。行先もわかりやすい。とはいっても、また、コンコルド広場で降ります。他で降りた方が近いかもしれませんが。迷わずここ。行きたい場所へ、歩いて行けちゃう。

今日は、ここから歩いて、ロダン美術館を目指すのです、地図を見ながら進みます、今だったらグーグルマップを見ながら行くでしょうね。その当時は、そこまで用意できなかった。しかし、川がいい目印になるので迷うことはありません。

セーヌ川のほとりに、コンクリートのベンチがおいてあって、何回もそこで、食事をしました。テイクアウトができる店で、手ぶり身振りでパンなどをゲット、そこに座って食べるといい感じ。

なんてったって、花の都のパリのセーヌ川のほとりですよ。すごいことじゃないですか。

 

橋をわたっていきますが、橋の飾りや、欄干がキレイですね。

二つ先のアルマ橋は、あの、プリンセス・オブ・ウエールズ、ダイアナ妃のなくなったトンネルがあるところ。「自由の炎」の慰霊碑もありますね。

今でも、訪れる人が絶えないそうです。彼女の人道的な活動が、人々の心に残ったのでしょう。アンゴラの地雷原を歩く彼女の姿を覚えている人も多いのでしょう。1997年8月31日死去

彼女のたぐいまれなる美しさと、悲劇的な最後は、人が生きることの複雑さを感じさせます。

入り口とは反対側、庭から見た美術館

さて、歩いていくと、大砲が並んでいる建物の横を曲がると、すぐあります。

各国の音声ガイドがありましたよ。もちろん日本語もあります。ロダンがアトリエに使っていた建物で、大きめの庭付きです。

庭がよかった、さすが彫刻家ですね。空間の使い方がとても良いのです。庭に彫刻があるのですが、量と配置が素晴らしいのです。

やたら、詰め込んでいる彫刻は息苦しいですよね。

イイじゃないですかと、階段を上っていってふと壁をみたら、

なんと、タンギー爺さんがいらっしゃるではありませんか

予想外、ロダンとゴッホが結びつかない。

いや、興奮しました。教科書に載るような、超有名な絵が、ひょこっと、気軽にかけられているのですから。日本であれば、厳重な警戒のもと、3m以内立ち入り禁止ですよ。本当に。

後ろの空間に浮世絵のある、ジャポニズムに影響された作品、日本人のわたくしには、超メジャーな作品。10分以上立ち止まりました。1887年ころの作品。

タンギー爺さんは、画材やで画商。リベラリスト、売れない画家の画材を供給。画材代の代わりに絵と交換ということもしていた、芸術のよき理解者でした。

あの当時、ゴッホの葬儀に参加したごくわずかな人たちの一人でした。タンギーさんなかなか味のあるおじいさんでしたね。

本家考える人

もう大満足、あと、若き愛人クローデルの彫刻も結構ありましたよ。これも日本人好み(具象で一生懸命作っているところ)よかったです。

考える人、地獄の門も見て、また、タンギー爺さんを見てなんてするうちに、半日が過ぎていました。

みなさんも、パリに行く際は、かならずロダン美術館をお忘れなく。

 

 

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