マンドリンの有る静物

ボナールは、ジャボニズムに一番影響された画家ですね。

ナビ派は結成時秘密結社みたいなもので、そろって展覧会を開くこともあまりなかったようです。

1899年に最後の展覧会。

ゴーギャンに会ったのは、ポール セリュジエだけで、それをパリに持ち帰って結成

ボナールとドニが日本でも有名ですね。ルドンもロートレックも近しい存在ですね。

今日の話題は、国立中世美術館にあるタペストリー「貴婦人と一角獣」との関連性です。

このタペストリーは、来日したことがあります。2013年
この、タペストリーは織物ですから、色は平面的でなおかつ遠近法はない。これが1500年です。
どうですか、この先進性、マチスが苦労の末に20世紀までかかった絵画空間を500年も前に
完成しているという不思議がありますね。
それプラス、日本の浮世絵、浮世絵は版画なので平板、遠近法は使っていない。
この二つを取り入れたのが、ボナールです。
ボナールの絵は図版で見る限りでは感動が薄いけれど、実物を見た人はその光輝く美しさに参るそうです。
私も何点か見ましたが、あの、ミモザの黄色と、複雑な緑の木の色とマッスにやられました。
眼が喜ぶ絵です。
ヨーロッパの教会にあるステンドグラスは青が驚くほどきれいです。それに、少しくすんだ赤のステンドグラスが
混じると、協会の高い所から目に届くところまでに混合されそのゆらゆら感はボナールの絵に通じるところがありますね。
マリア・ブールサン(通称マルト)は、潔癖症なのか神経質なのか、ただのお風呂好きなのか、一日の大半を浴室で
過ごしたそうです。その、マルトが湯船につかっている絵や窓から見える南仏の風景は、アンチーム(intimeフランス語)で
親和性、親しみ、があり、誰でも安心して入っていける絵です。
しかし、その絵に含まれている内容は、結構深いものがあります。
フランス人がよく言う「サンサシオン」純粋感覚というものが、ボナールの絵の基本にあり、印象派の流れともいえるというのかもしれません。一瞬一瞬の輝きをすくいとる感じですか。そうなると、印象派の最後のように形がなくなってしまうことになります。
そのはざまで、例えばモネのスイレンの絵が出来てくる。抽象一歩手前ですね。
セザンヌはこういったそうです。
「サンサシオンと理論が必要だ」
セザンヌは、ゆるぎない形や構図で普遍的な絵画、頑丈で壊れない絵を目指すことになったのです。
ポイントは南仏です。
南仏に行かないときっとわからないのでしょう。
早めに行きたいですね。サントビクトワール山も見たいし、アルルの跳ね橋も、あとニースでのんびりなんて素敵です。
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