怒りんぼ君は
橋の欄干で怒ってました。非常に人気があります、彼の右手を見てください。金ぴかです。観光客が握手をしていくからです。
橋の見えづらいところですが、必ず発見できます。
右の足首がちょっと内側を向いて、ひねってあります。ここが、チャームポイントです。
この表情を見てください。真に迫ってますね。
駄々をこねる、生きるエネルギーが飛び出てくる素晴らしい造形です。
地団駄踏むという表現がありますが、いまにも足踏みを始めそうです。
たっぷりとしたフォルム(太目)
人間愛に根差したテーマ(家族や公共奉仕など)
皆のために、我慢をする公共性(噴水では下の台が、力いっぱい支えている群像です)
子どもたちへの期待と、大人の役割(子どもをよく育てようと考える様が見えます)
奇妙奇天烈を芸術と勘違いしている、若い芸術家はぜひ見てみてください。
説明ばっかりの、アーテストはきっと口をつぐむでしょう。
どう生きるかが、芸術そのものになる。
この世の、矛盾や欺瞞にさらされて、かくされた真実に気付かずに
自分で考えることを放棄して、用意された結論に飛びついてしまう。
自分の感性すら守れない。自分が疲れてる、
ヤバいと思ったときここを訪れてください
ヴィーゲラン先生があなたを、導いてくれます。有難いことです。
正しい道を巨大な彫刻公園で出迎え、励ましてくれます。
あなたは、正しいと励ましてくれます。ここにきて我に返った人は、そのまま頑張ればいいのです。
どうやっても、自分の思い通りにしか生きられない。
アーテストとして迷ったときはここにくるべし、ここから出発することで、自信がつき、勇気が湧いてくるのです。
やる気満々にまります。
2.3の彫刻をデッサンしました。
描かないとわからないことがある。これは、コペンハーゲンの人形像でもいえました。
人間の目は見てるようでみてないし、写真を撮るとそれだけで安心して、細部まで見ることはできません。
距離的にはいけそうな感じがしましたが、意外とアップダウンが激しい上に道が入り組んでいます。オスロ中央駅から
②T-bane メトロ 地下鉄Tのマーク Majorstuenという駅からは歩けます。
地下鉄は、ムンク美術館 (トイエン駅から徒歩5分)に行くときも使います。
彫刻総数200余り、すべてヴィーゲランの作品です。
観光バスが次々やってきます。
正面から入ると遠くに人間の塔が見えます。
その手前は、多くの人間が支えている岩から水があふれる噴水です。
皆の力を合わせて、生命の水を支えています。
また、死から生命がまた生まれることを表しています。
どうです、この壮大な世界観
圧倒されますね。
あの塔、モノリスは一つの岩から切り出されていて、3人の石工が14年の歳月で完成させました。
この公園のテーマは、人生の初めから終わりまでの旅
誰でも、赤ちゃんだったし、子ども時代、青春時代、子育て時代、老人時代それぞれの
時代にそれぞれの悩みや問題があり、
それを、旅ととらえて
高いところから俯瞰するように見る。
どこか、夏目漱石の小説のような達観、一段高いところ見る視線を感じます。
この中心の巨大彫刻は、3人の職人が手伝いました。
この根気にはびっくりですね。人間中心の世界観が表れています。
このように広大な、個人の彫刻公園は他にはないのではないかと思います。