イスラエル軍がパレスチナへの地上侵攻を始めたという報道がありました。
昨今のSNSの広がりと、WIFIテクノロジーは、リアルタイムでの情報共有が実に簡単にできるようになりました。
人が人を殺す映像が世界中に流れていきます。
実に悲しく愚かなことです。
過去の紛争、争いから一ミリも学ばないことに驚きを感じます。
この、西洋的なもの、奪い取ること、勝者が総どりという発想は変えられないものなのでしょうか。
将来は明るくないといえますね。
さて、最近の仕事は裸婦です。
背中から描くのはなかなか面白いのですが。
立ちポーズの場合、足が難しく実に苦労します。
モデルとの位置関係で、見ている角度と床の面をピッタリ合わせなければなりません。
何回も描きなおし苦労することで、何とか雰囲気が出てくるものです。
彫刻家の人の立像はさも難しいことでしょう。
絵画空間は2次元の平面なのでそこへのトランスファーが肝になります。
平板化は現代人の感覚です。
浮世絵は版画、版画も単純化された平面、そこが現代感覚とマッチし、
19世紀のヨーロッパで大ブレイクしたのでしょう。
そこを、勘違いして写真をなぞるそっくりさん絵画では、
写真をトレースして、矛盾のない絵というものを作るのでしょう。
そこにどんな魅力があるのでしょうか。
ただ似ているという感動。
ゴッホやセザンヌ、ムンクから何を学んだのでしょう。
そっくりさんでは、命のある、生命力のある絵には決してなりえないでしょう、
生命とはその魂は、奇跡、不思議、純粋であり、わがままで、矛盾をはらみ、
そして、その生命を眺め描いている画家の生命もまた不可解を秘めた存在
そこから、奮闘して生まれるものが芸術と呼ばれるものではないでしょうか。
さて裸婦の1回目
頭からつま先までい入れるのは結構大変です。
背中の肩甲骨あたりが大事です。
足の指もきちんと床をつかむように描かないといけません.
まだそこまで手が回っていません。
モデルさんは足が長いのですが、少し短めにドッシリ描いた方がいいようです。