ムンクのオースゴードストランド⑲

風景画

ムンクに、現代人の精神を描いた芸術家、画家として、オースゴードストランドは救いの場でした。

1889年の夏、ムンクは初めてオースゴードストランドに定住しました。

ノルウエーの海岸沿いの小さな一角は、のちに彼にとって多くの点で大きな意味を持つことになりました。

オースゴードストランドを通しての風景画は繰り返し登場するテーマとなったといえるでしょう。

そして、夏と太陽もまたそうです。

1900年代初頭のナショナルギャラリー館長、イエンス・ティスは、この地の多くの絵画の特徴として

小石が散らばる曲線的な海岸線、そして、フイヨルドに浮かぶ満月の金色の柱を上げています。

彼の芸術についていえば、多くの傑作が生まれたオースゴードストランド時代だけでなく、

絵画やエッチングに繰り返し登場し、彼のスタイルの共通点になっている、柔らかく渦巻く、表現力豊かで色彩豊かな

海岸線についても彼のスタイルです。

北方系アートは地理的、自然環境が作品に影響を与えています。

短い夏、寒く厳しい冬、白夜、オーロラ、など幻想的なイメージをインスパイヤした芸術。

神話が息づく土地柄から、象徴的なモチーフや題材が生まれます。

長い冬ゆえの、自分を見つめ、インナーワールド、存在意義などを問う哲学的な思考がアートに影響を与えています。

 

 

 

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