今、日本は観光客が大勢訪れています。理由は一つ、「治安が抜群にいい」ということでしょう。先日も安全と思われていた、ニュージーランドでもテロが起こりました。あの、国民の満足度が非常に高い、北欧のノルウエーでも数年前(2011)に一人の若者によって、77人もの犠牲者を出しました。もう、エジプトのルクソールで(1997)に63名、そのうち10名は日本人でした。
あの、セザンヌがいた南仏ニースでのテロは、銃でなく大型トラックを使うものでした。(2016)84人の死者に200人以上の負傷者。
外国人にしたら、もう日本に行くしかないですね。「あそこは、安全だ」
ところが、国内に目を向けると、児童の虐待の事件の増加、こどものいじめ、自殺の増加が見られていて、とても、素晴らしい国だとはいいがたいではないですか。原因は社会にある、とか、学校がしっかりしなければとか言いますが、本当のところはどうなのでしょう。
日本でのテロ(1995)地下鉄サリン事件(12人死亡、負傷者6300人)大阪池田小(2001年8人)秋葉原殺傷事件(2010年7人)などありますが、社会状況が、その当時に似ていると感じられるかもしれません。閉塞感という意味で。オリンピックはては大阪万博などに浮かれているように流されている人々がテレビでよく見ることができます。
ルオーの「小さな家族」の本物を実際に見たことがあります。出光美術館1933
サーカス家族が長椅子に座っている絵です。この、題の小さなというところが気に入っています。
小さくてもその存在は宇宙にも匹敵するもの、いたわりや思いやりがとても大切だということを教えてくれます。その厚塗りの美しさは宝石のようでした。
さて、大作の方はどうなったかというと。迷走が続いています。一枚目は、早春の家族、ようやく冬を越え、春の日を浴びて居眠りするイメージの絵ですが。
二枚目は、室内にしようかと思っているものですが、まだ、考えがまとまりま
せん。これも。巨人様(実物より大きくなってしまうこと)にならないように気をつけます。このキャンバスはF130、ちょっとした女性なら等身大で入りますね。