水芭蕉の巨大群生地、マクンべツ湿地の紹介です。
北海道石狩市の石狩川の川べりにそれはあります。
長く生きてきたつもりでしたが
まだまだ知らないことがたくさんあることに気付かされました。
それは、水芭蕉の英語の名前です。
水芭蕉は、なんと「スカンク、キャベツ」でした。
臭いにおいを出し、ハエを誘い、花粉を運ばせるらしいのです。
あの白い、可憐な花に隠された真実
深窓の令嬢が実は、醜い本性を持っていたとは。
最近の話、
どこかの、国でもそんなことがあるようですが。
知ってしまうとは悲しいことですね。
さて、石狩のマクンべツ湿地は巨大な水芭蕉の群生地、
石狩川の川べりにザックザックと生えています。
水芭蕉は湿地に咲く花
水面に白い花が映りその美しが際立ちます。
春になったけどまだ冷たい北海道の水の中で黄緑の葉と白い花
一見する価値はあります。
札幌ベイゴルフ場が目印
反対側に無料駐車場があります。
土手を上がって、下がったら長い木道があります。
英語名は、いまいちでも
花言葉は「美しい思い出」
いいではないですか。
美しい思い出はどんなのものでしょう。
きっと、切ない思い出でしょう。
もう会えない人との思い出はきっと美しくなるのでしょう。
もう、二度どない、取り返しがつかない、
そんな、一回きりの魂のつながりが美しさをきわだ出せるのでしょう。
古代のギリシャ人は、悲劇の中にはなぜか美しさがあることを発見しました。
「ギリシャ悲劇」の誕生です。
人間の力が及ばない、永遠の別れは悲劇です。
ガラスがパリパリと鳴るような緊張感、
その一瞬は永遠の美に通じるということなのでしょう。
この場所は、この花が終わるともう誰も来ない
忘れられた場所になります。
4月下旬から5月上旬だけの特別な場所です。