僕ははさみを使います。ヤマベは小さいから、
始めはカッターなんか使っていたのだけど、
最近は、はさみで頭を落としちゃって。
(針を飲み込んでるものもあるので)
内臓を出して、背骨の血合いをこそげ取ります。
そして、てんぷらかフライにします。
玉ねぎ人参を千切りに切っておいて、甘めのつけ酢(三杯酢の甘め)につけてお
きます。そして、揚げたてのヤマベをジュって音が鳴る感じでつけていく南蛮漬けも作ります。
冷蔵庫に入れておいて、次の日に食べます。
特に8月ごろのシンコが釣れた時などは骨まで柔らかく、口の中でとろけます。
たまに、大きめのイワナやニジマス、アメマスが釣れた場合は
、3枚におろしてたっぷりのオリーブオイルにバターをひとかけ。̪
塩コショウをして、小麦を振って半分あげるようにムニエルにします。
これが香ばしくてうまい。
かむたびに、あの美しかった渓相や、山の緑、鳥の声、水の透明さ、
冷たさを思い出し、その中で、自然と一体になっていた自分を思い出し、
うんうんとビールを飲むのです。