F130Aの4回目
油は100%ぺトロール、においのしないやつでおつゆ描きです。この前まで座っていた人が立ち上がりました(笑)
理由はきっと、3人が横一列に並んでいたら不安定になったからです。
やはり三角形の構図でないと安定しません。構成をしっかりしていかないと、大作はなかなかまとまりません。
中央で立ってる男の顔は消さないでそのままにしておいたので比較的簡単に復元できました。
右で座ってる女性は、服を赤から朱色、オレンジ色を上からかけました。この、オレンジと椅子の緑は補色の関係、非常に目立ちます。
ただならぬ色の組み合わせです。ここら辺が、ドイツ表現主義的です。
キルヒナーの絵によく登場します。
キルヒナーは、1880年生まれ、1938年没
退廃芸術展に出展されることに傷つき、自ら命を絶つ58歳 始めは建築を学び、点描などにも興味を持った。マチスからも影響を受ける。 ロットロフ、ノルデらとブリュッケ(橋)に参加、アカデミックに反抗する若手画家グループ。 のちに。カンジンスキー、フランツマルクの青騎士に参加 補色を好んだことや極端なデフロマシオンは世紀末の、不安や言いようのない閉塞感を感じさせる。 また、その原始的な感じは民族彫刻からも影響を受けていると考えられる。アフリカ、オセアニアの民族彫刻をドレスデンの博物館でみて、プリミティヴなものに興味を持つ。 見たことのある作品は、居酒屋、フレンツィの朝食、グラスのある静物 赤と緑の絵 平面的で抽象性の高い作品を、生涯にわたって追求し、作品の質が落ちることはなかった。稀有な作家。 第一次世界大戦で精神と、健康をそこわなわなかったら、もっと、たくさんの素晴らしい作品が残ったと考えられる。 |
右の上の方にある円形は、時計です。この円形は、人物の顔の卵の形のフォルムを受けるために入れました。
左の駅長の持つのは懐中電灯です。この駅長は、右の後ろの老婆とセットで左右から挿んでいます。懐中電灯を持つ手はななめで、老婆は前のめりになっています。大きく、三角形を構成します。
ストーブの煙突は黒に変更。下から上に貫く煙突は、上の方で三角の構図に押されて、曲がりななめ中央の方向に抜けています。
左の座っている老人は、髑髏っぽい頭に変更。バニタス画ではないものの、変化を付けるためにそうしてみました。
ここまできたら子どもも入れたくなってきますね。しかし、どこに入るのか、又は、中央の男性の子どもにするのか、全く無関係にするのか考えどころですね。