ムンク好きの人は一体どれだけいるのでしょうか。長年絵を描いてきましたが、やはり、人それぞれ持っているものは、不思議なめぐりあわせや遺伝や運や、時代などに影響を受けているのでしょう。と思うようになりました。
流行りを追いかけてもなぜか戻るということが多いようです。
オートマチックというと、自然にそうなってしまう。考えすぎはよくないというのは本当のことですね。
さて、公募展のキャンセルや展覧会の縮小で絵描きの人は、モチベーションを失い、長いこと筆をおいてしまうということになりかねません。
自分で尻を叩いて、「エンジンを止めない」ようにしなければなりません。
絵描きもスポーツ選手、アスリートと同じで休んでしまうと、取り戻すのに非常に苦労します。パレットや筆を乾かすことなく続けることが大事です。
大作(F130)の方は、1週間に1回は手を入れようと頑張ってきました。ターミナルシリーズの、夜の待合室です。夜明けを待つ人の群像です。
夜明け前が一番暗いといいます。いまや、ワクチンができて、光がさしたと思ったら、今度は、変異ウイルスが出てきたり、もう嫌になりますね。
昨日は、言い訳ばかりの厚顔甚だしいし人を見ました。怒りを感じました。
時間の流れの速さにビックりしますね。記憶の具合が心配になってきました。記憶の不思議さは、何かを指し示しているのでしょうか。
記憶が人間そのものを形作るのだとすれば、魂との関係はどうなるのでしょう。
荒々しくも、無垢で純粋に輝いている魂がイメージされます。
その上に、記憶がのっかっているイメージは、息苦しさも感じます。
来年は、どう折り合いがついていくのでしょう。