今日のベニシアさんは、2018年3月のNO111回
ベニシアさんの病気の告白の回でした。
前回見た時は、ちょっと衝撃的で、
のんびりまったりとした空間を楽しみにしていたので、
びっくりし、悲しんだのです。
再放送の、今回もまた、興味深く見ました。
長い人生にはいろいろなことが起こる。
それを、受け入れ、
そして、これからも生きていく。
非常に重要なテーマです。
特に、進行性の病気では、先が見えない不安から、
気持ちを立て直すのが大変ですね。
わたしも、大病をしたので、わかります。
どうなっちゃうんだろうってね。ため息をついて「なぜ、Why]から、怒りや
許容、小さな希望などを積み重ねて生きていくしかありません。
最近、若い人が、病気になるニュースがありました。
非常にざんねんです。将来に向けての道が閉ざされた時のショックは相当のものでしょう。
よく、神から与えられた試練ということがありますが、過酷なことには変わりアリマセン。
そこから、道を開くことの困難さは、きっと本人にしかわからないのでしょう。
その試練が、いつの日にか、自分の役割、世の中社会のため、
簡単に言えば、他の人のために役だつのを感じられるときに、人生が輝くのでしょう。
わたしの場合は、自分のことで精一杯でした。
ベニシアさんが、モンベルの会長の辰野さんに自身の病気、
進行性の視力低下と記憶障害の話の回でした。
辰野さんでなければ、この重たい話を受け止めることができない内容でした。
自然の一部としての人間を考えることで、この人生の試練を乗り越えるという話でした。
辰野さんのさりげないフォローが、その人間性を物語っているようでした。
山道の難しいとこでさりげなく手を出す。
ベニシアさんとの友情を大切にし、励まそうとする態度が実にしっくりくる。
良き友は、大切ですね。
この距離感、なかなかでません。
まさに、心の友ですね。
大病に遭遇して、「何で、自分が?」と問うところから始まり、
人生への考えを深めていく。
そんな葛藤が、
「一瞬一瞬を大切に生きる、ということにつながるのでしょうね。
番組では、奈良を中心に、京都にはない古の都と
自然を大切にして生きる人々を考察していました。
最後の野焼きの場面では、ベニシアさんは、母国語の英語が出てきました。
その炎に、人間と自然、人間の営みが重なり、心から感動したからでしょう。
日本に来てから長いものの、
やはり、生まれ育ったイギリスの記憶がよみがえるのでしょう。
そして、「よくぞ、ここまで来たものだ」と、考えたのでしょう。
実に、含蓄のある興味深い回でした。感動しました。
番組の中では、
東大寺の住職は、すごい時計をしていました。
若い仏師は、そっくりの肖像彫刻を掘ってました。
VS
辰野さんとベニシアさんには美しさがある。
前段の二人と並べて見せる、ディレクターなかなかやりますね。
僕にはその意図がわかりましたよ。
墨作りは良かったです。
「早春」という字をかいていたののもいいですね。
大木が水を吸い上げる音を聞いてみないと、私の煩悩もまた続いていくのでしょう。
大いに反省しなければなりませんね。
札幌はここのところの最強寒波で、北海道は氷点下10度以下が続いています。
もちろん最高気温がマイナス10度です。
このぐらい下がると、パウダースノーどころではなく、砂漠の砂と同じ、雪嵐です。
雪が風に舞い上がって、何も見えなくなる
「ホワイトアウト」そこら中で発生。交通事故件数はうなぎ上り。
信号機にも雪がついて、ただの真っ白な板。
これにより、交差点での出会いがしらの事故が発生。
道路は、ブラックアイスバーンでなく、ホワイトアイスバーンになります。
スタッドレスタイヤで磨かれた
道路はツルツル、まるでフュイギアスートのように車がくるくる回ります。
こうなると、北海道のスタッドレスタイヤは、B社のものしか役にたたなくなります。
さて、こんな時でも、暖かい部屋の中でテレビを見るのは「至福の時です」
北海道の家は、家の中は暖かく、
冬でもTシャツ短パンで、冷たいビールを飲んだり、アイスを食べるのが定番です。
たまに、冬の東京に行ったりすると、もう寒くて寒くて、
北海道の人は家の中が寒いと、死んでしまうので敏感なのでしょう。
意外に寒さに弱いかもしれませんね。
厳しい自然環境で生きていると、「春をまつ気持ちが」非常に大きくなります。
北海道はまさにそのような土地です、春が涙が出るほど美しいのです。
生きててよかった。この、感動はひと冬北海道で過ごせば実感できるでしょう。
また、冬は非常にクリーンで清浄です。
雪に空気中のほこりやちりが付着し積もるので、空気は澄みに澄みます。
間違っても、雪はなめたり、食べたりしないように、埃の味がします。
山の中限定にしましょう。
でも、世界の大気汚染の関係でや、北海道の山奥でも汚いかもしれませんが。
雪の下では、人間と同じように、草花たちも春の準備を進めているのです。
スプリング・エフェメラルという植物の一群があります。
これは、フクジュソウやカタクリに代表される草花です。北海道では4月下旬、
ようやく雪解けしたころに地上に現れ、すぐに花を咲かせます。
まだ寒いのに。花は、すぐ終わってしまい。
本格的に春だなと思う頃には、緑の葉っぱだけになります。
葉っぱも春真っ盛りの6月には
かれてしまいます。わずか2か月だけの草花です。
「春のはかないもの」「春の短い命」という意味の、
スプリング・エフェメラル「春の妖精」
カタクリの花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」
フクジュソウの花言葉は「永遠の幸福」「思い出」
フクジュソウの面白いところは、まだ寒い時に咲いて、
その花弁をパラボラアンテナのようにして、熱を集め、
その熱で虫を誘い、受粉するという優れもの。
植物すごいぜ。
人間ばかり見ているとものごとの本質を見失いますね。
しかし、この花言葉というものは味がありますね。
人間と自然の接点がここに表現されていますね。
さて、今年の大作の方は、どうなったでしょう。