ジョルジュ・ルオー展

待つ人 部分

手元にある、ルオーの画集の表書きを見たら、なんと、

1992年5月27日(水)6月21日(日) 五番館西武 赤れんがホールとなっていました。

いまから25年も前、それに、いまはなき五番館西武ですよ。

いま西武のあとは更地になったまま、放置され再開発を待ってます。駅前の一等地なにが立つのやら。

ルオーについては、太く黒い輪郭線からステンドグラスを連想させるとありますが、違うのかもしれません。

追求に追求を重ねるうちに、どんどんどんどん厚くなり、ものの存在がぼやけてきた時に、太くて黒い線をズバッと入れたくなったのではないのか。

と思いました。

また、肌色などの乳色に黒が合う。

努力に努力を重ねた末の、確信を持った一撃。凄いですね。

さて、搬入が近づいてきました。まだ、いじってます。

今日は、ルオー風に黒でズバッといってみました。が、思い切りが足りないようです。

意外なことに、ルオーは、おしゃべりだったらしいですね。

彼にあった、すべての人が、一方的にしゃべり、しゃべりとおすこの画家について驚いている。なんて、ことが書いてありましたよ。

ルオーが初めてモローのもとを訪れ、ドキドキしながら自作を見せた時。モローは

「あなたは、マティエールを愛してますね」と、初対面で特質を見抜き、こういったという

「いまに、わかりますよ」といった。

これは、ルオー本人からの話。

「それは、どういう意味ですか」「マティエールとは何ですか」と質問すると、

モロー

「何だって、あなたは私にそれを聞くんですか」?

いい話ですね。ルオー20才、ここから一歩を踏み出しました。

さて、マチエールですが、キャンバスに初めに寒色系、青またはブラックで書いたものの上に重ねていって、ホワイトを持っていくわけですが。

初めから、ホワイトをもっていくと、厚さが出ないですね。やはり、表にはわずかしか出なくても、下に塗っておくべきですね。

少し汚れた色とは、変な言い方ですが、灰色や木炭の粉とホワイトが混ざったグレーなどもマチエールを作るうえで大切ですね。

また、ホワイトが乾いた後に、おつゆ描きをすると、下からホワイトが光り、いい感じになるのですが、多用すると、小学生が絵具をこぼしたみたくなってしまう。

白いテーブル

また、乳色も絶対に必要です。ネープルイエロー、ジョンブリアン、私の大好きな、コーラルレッドがよく合うし、色と色の橋渡しをする、接着剤のような働きもあります。

おまけ、

マチスは同門ですが、正反対、平板で鮮やかな色使い。野獣派の彼を、ルオーはいつでも擁護し、応援していたそうです。ルオーは孤高の画家といわれてますが、そうでもなかったのです。

また、ルオーは、レンブラントを尊敬していて、研究していて、すごく尊敬していたそうですよ。ミゼレーレの発想も、そこからきているのかも。

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