え、まさかの最終回?
焦りました。
心臓の鼓動が速くなりました。
4月26日のNHK「猫のしっぽ カエルの手」の放送では、
まさか、今日が最終回ではないかと
思われる番組の構成でした。
なんの告知もなく安心してみていたのでびっくりしました。
それはNHKの渾身のカメラショットから感じられたのです。
NHKのカメラマンの1ショット、1ショットが完全な構図と、
ピントでその完璧さで感心しました。まさに全力という感じでした。
さすがのNHKカメラマンの渾身のショット、
配置バランス光すべてがマッチしていました。
心の中で、病状はどうだろうかと思っていたので、びっくりしました。
進行性の病気は、できることが少なくなっていく恐怖が
非常にストレスになるそうです。
すっかり白髪になりました。
しかし、瞳はますます澄んで、
そのエッセイも美しく韻を踏み、
自然への感謝と、
親しい人々に対する愛情にあふれていました。
数年前のベニシアさんは、
元の生命力にあふれた赤毛で、
身長もあり、大きな体から出るエネルギーを感じていました。
イギリスからはるばる日本にやってきて、
京都大原に住み着き、英会話学校を始め、
ハーブの栽培とスローライフを実践していたところを
たまたま、京都に面白い外人がいるということで、
NHKの番組がスタート。
その、キングイングリッシュのエッセイや、
自然に対する優しい見からへの共感が広がり、
番組はヒットしました。
しかし、病気の告白からの番組の進行は
やさしさにあふれるものでした。
この番組を見ると時間の流れを感じざる負えません。
視力と記憶が薄れていく中で、
とにかく今を大事に、気負わずに自然に生活する姿は、
多くの共感を呼び、
そのエッセイからは、
自然や人々に対する深い愛情が感じ取ることができました。
今後の放送予定は、再放送で、新作はないようです。
明日のことは、誰にも分らないとは言いながらも、
「雨の中でも、踊るのが人生」
この深いテーマを理解するのは、なかなか難しいですね。
1月の末から、札幌では雪まつりのために、多くの観光客が訪れていました。
その時もすでに、コロナの噂があり、
市内の小学校では、例年行っている
雪まつり見学を中止した学校が半数に上りました。
その時は、まだこのような不幸が訪れるとは、
だれも考えていませんでした。
なにが起こるかわからない
疫学学者は、これは定期的に来る普通のことだと、
平静を装いますが自分の身に降りかかる困難は、
大きな衝撃となるでしょう。
実際、北海道では昨年の大きな地震で多くの被害者を出しました。
神戸や東北の地震もありました。
また、東京直下地震や南海トラフの地震も予想されています。
今日一日を、しっかり生きることが大事だと言いながら、
凡人の私には、非常に恥ずかしい限りの生活ぶりです。
しかし、今年の9月の東京での展覧会は、開かれるのかは、
まだはっきりとはしません。
筆も、すっかり止まってしまっていて困ります。