ポンピドーセンターと市立近代美術館 絵画鑑賞

ポンピドーセンターとは、

パリ国立近代美術館ですが、またもや、歩いていきました。そんなに遠くはありません。しかし、今までは、歴史的建造物の中の美術館ばかりでしたが、ここは、配管むき出しの前衛的なデザインでした。外のエスカレーターで5階まで上がります。入り口は5階で降りてきます。

1977年完成、その外観は工場みたいですね。

見てよかったのは、ピカソ、ブラック、マチス、ルオーなど、キュビズム、フォービズム、表現主義そして抽象と時代の変遷を年代ごとに並べているのが特徴ですね。

1960年以降の作品も多く、ポップアート、ミニマリズム、など、パフォーマンスとインスタレーション作品の作品になると、やや、ついていけない感じですね。

アクションペインティングのような行為としての芸術になると、前段の説明が多すぎて、美しさは薄れ、驚かそう見たいな意志が前面に出てくるので、難しすぎて、ついていけないのです。また、今まであるのもののパロディーや物まねをパッケージ化して、独自性を出すなどは、これまた難解の上に、美しさはどこなのかと、探すのに疲れました。

人間の求める美しさとは何なのか考えさせられますね。

ここには、もうこないな。と、思いました。

美術館の前では、大道芸人のショーなんかもやってて、にぎやかでしたよ。こういうのは、面白いし好きです。パフォーマンスを美術館の前で楽しむのは、この、美術館ならではですね。

 

それより、市立近代美術館の方が好きでした。

ここは、たどり着くのが、がちょっと難しかったです。しかし、その苦労のかいがある美術館です。ついてみると、本当にパリの街角の裏庭みたいな感じの、少し危ない感じのする通りでした。

日本人はあまり来ないのか、英語が全く通じなくて困りました。中に入ると、苦労して入った甲斐がありました。見たい絵がたくさんあったからです。

ポンピドーみたく新しいのもありました。インスタレーションもありました。「ここから覗いて下さい」みたいやつ。けれど、さほど、心は動きませんでした。

でも、そのあと、スーチンの小部屋がありました。

感動しました。その、画面の一筆一筆が腑に落ちました。やはり、スーチンはすごい、

生命感が濃厚でとタッチ、厚塗りのマチエール、一つ一つが美しく輝いていました。

そのほかにも、モジリアニもよかったですし、抽象では、一番好きなドローネーもありました。デュフイの大壁画もありました。

でもやっぱり、一番はスーチンかな。

 

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