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いま電車に乗ってるんですが、20時41分。前の吊革につかまっているサラリーマンさん2人が、彼らの会社のある人の悪口をいっています。上役ではないらしい。声が大きく全部聞こえてます。
私もサラリーマンなので、本当によくわかります。
そういういやな奴に限って出世していくのも本当の話です。
くやしいですね。勤め人のストレスは、きちんと評価されてないと思う不満と、それに付随する人事ですよね。
でもね、私は、今週末の釣りについて考えているから幸せなのです。
嫌な人はさらりと憎んで、つきあえばいいのです。
出世しても忙しいだけでいいことありませんって、それより、自然の中に入り込んで、神秘的体験をする方がいい。ここで、すっきりと心の垢を落として帰れば
家族にも優しくできるし、みんな喜ぶ。
大自然の中でうまい空気を吸って、夕食のおかずをゲットする。
これがいいのだ。
不安や嫌なことはいつでもあるのです。背負ってないで、地面においてしまえばいいのだ。
僕らが越えていくのはここ、
今週末はおおむね晴れですよ。水の音、鳥の声、もう聞こえてきました。
いきますよ。
釣った魚をさばくには、
僕ははさみを使います。ヤマベは小さいから、始めはカッターなんか使っていたのだけど、最近は、はさみで頭を落としちゃって。(針を飲み込んでるものもあるので)内臓を出して、背骨の血合いをこそげ取ります。
そして、てんぷらかフライにします。
玉ねぎ人参を千切りに切っておいて、甘めのつけ酢(三杯酢の甘め)につけてお
きます。そして、揚げたてのヤマベをジュって音が鳴る感じでつけていく南蛮漬けも作ります。
冷蔵庫に入れておいて、次の日に食べます。特に8月ごろのシンコが釣れた時などは骨まで柔らかく、口の中でとろけます。
たまに、大きめのイワナやニジマス、アメマスが釣れた場合は、3枚におろしてたっぷりのオリーブオイルにバターをひとかけ。̪塩コショウをして、小麦を振って半分あげるようにムニエルにします。
これが香ばしくてうまい。
かむたびに、あの美しかった渓相や、山の緑、鳥の声、水の透明さ、冷たさを思い出し、その中で、自然と一体になっていた自分を思い出し、うんうんとビールを飲むのです。