東京の公募展に出品します。
今年で11年目です。東京まで絵を出すには、資金がいります。
ここ数年はヤマトさんにお世話になっています。F130号2枚を東京都美術館まで搬入し、受付代行、北海道からの往復運賃は、審査料12000円を含めて、42700円です。
往復の運送が30700円とは、安いと思いませんか。
まあ、でも東京の人は、全然かかんないか。まあでも、中央に出して、東京で自分の絵を見るのもいいもんだしな。
東京に年に一回行きます。東京は人が多いですね。暑いですね。北海道はいくら暑い日でも夜になれば、涼しい風が吹くのです。
東京では。安いビジネスホテルに泊まります。
いい展覧会をみたり、人と会ったり、観光したり結構楽しいのです。
明日は額装しなければなりませんが、F130ともなると額装も大変です。まず、階段で2階から降ろすのにテクニックがいります。階段下のトイレのドアを開けておいて、いったん入れて出す。ここで、体を入れ替えるなどして、苦労して下ろします。ちょっと乾いてない所があったりすると壁について、家人に叱られます。
今は、それ用のスプレーもありますが。130号全体にかけると一本なくなっちゃいます。
いれるのもまた一苦労で、ねじがバカになってるやつがあったりするとそれだけで10分かかったりします。また、額はアルミで角がとがっているので、小指があたったりすると、飛び跳ねるほど痛いです。
ヤマトさんの、いいところは額装まですると、裸のまま預けることができることです。ほかの所だと、自分で梱包までするので半日仕事でした。大変助かります。
送ってしまえば、アトリエは少し広くなり、今までの苦労を思い浮かべながら、コーヒーを飲んだりします。昔、煙草を吸っていたころは、至福の一服をしていたことでしょう。
表現ということを考えれば、生きていく上で大切なモチベーションをいつも持ち続けることができました。
絵を描き続ける魅力はココにありますね。何十年も面白がって描いてきました。課題はいつもあり、いろいろな工夫も思いつきます。
ムンク好きですので、画集をよく見ます。結局、生命のフリーズなんだな。と納得します。いつか、自分のフリーズを完成させ、その連作をテーマごとに並べ、古式にのっとって建築柱列の浮彫のように並べ、永遠性ということについても考えたいですね。
日本人がしっくりするのは、フリーズっていい方より、シリーズですが、柱列上のレリーフ的な永遠性は、シリーズと言っちゃうと感じられないですね。