北海道にも春が近づいてきた。春を待ちわびる人に

日曜午後6時は、猫のしっぽカエルの手を見ながら、

ベニシアさんの近況に注目し、病気の回復を念じ、応援し、

また、自分の一週間を振り返り、アートについて考察したり、

自作の進み具合を記録してきました。

今週は、食べてばかりいる尼寺、やまと尼寺精進日記ですが。

精進という言葉はいい言葉ですね。

今日の発見は、ゴマ豆腐が「ゴマ葛」だったことです。

慈瞳さんが、筋肉もりもりで1時間もゴマをすったのが

圧巻でした。北海道とは約2か月違いますね。フキノトウがあるなんて。

フキノトウを北海道で見るころには、問題が解決しているといいですね。

死んでしまった、猫の消しゴム版画がアートでした。マッちゃんなかなかやりますね。洗練しきらないところが

魅力です。洗練さを追求すると、生命感が失われることが多くありますからね。

まっちゃんの明るさがこの尼寺のポイントですね。

さて、精進ですが

雑念なく一心に仏に使えることだと書いてありましたが、それも、健康な体があってからのこと

インドの方では、五体投地(ごたいとうち)といって、体を投げ出しながら進む修業があるそうです。

これは、大変ですね。考えた人は、すごいですね。

ここまで、しなければ願いはかなわないものなのでしょうか。仏教は哲学的な考えが多いと思いますが
「禅」など、頭だけでなく体を使う精進は大変です。
自分のためでなく、皆さんの幸せを願うのが聖職者ですが、
一般の我々は、自分の家族や地域のコミュニティの人々のために、地味に静かにさりげなく精進したいですね。
今日のアートの話は、
春が来たら、野外でスケッチもしたいなと考えて、「セザンヌのななめタッチ」「空間に薄青」について
考えてみます。セザンヌの風景画の空間のタッチは45度のななめタッチの組み合わせです。これが90度のタッチ
垂直方向だと、空間は平板になります。
45度はミニミニ遠近法なのかもしれません。
そして、セザンヌは、その斜めのタッチの中に薄青のタッチ、これは空気のタッチでこれを入れることで
空間が広がり、空気一杯の空ができるようです。
タッチなしの、青一色では、宇宙空間の青、真空状態になるようです。
または、水彩画でのおつゆがきのにじみで空気空間を出す場合もありますが、構築性に欠けているので、その場限りの偶然に頼ることに
なります。
これは、しかしながら日本人の感性によくマッチするようです。うっとりするにじみを発見することもあります。
西洋で言ったら、マーブル模様、水面の上に絵具を浮かべて少しだけかき回し、上から紙を落し印刷する方法がありますね。
セザンヌはフランスの誇り、その精神のたましい部分には、カテドラルを作るような構築性が染みついているのです。
だから、自分で決めた、自分で描いた、自分で積みあげたという証拠が必要なのでしょう。
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