進行性の病気は、非常に適応していくのが大変なことが多いでしょう。
2018年の驚きの告白から2年
2020年11月28日(土)午後3時からの「猫のしっぽカエルの手」
・京都大原手作りのくらしでは、冬を前にまき割をする正さん、
孫のくれあちゃんとの交流が描かれました。
しかし、正さんは全く老けませんね、
だんだん若くなっていくようです。
ガンガン薪を割る姿と、静かに見る
ベニシアさんとのコントラストが、印象的でした。
これから来る厳しい冬に備えること、
次の世代につなげていくことを象徴的に表現しているようでした。
自身の病気について隠さず、困難を持ちながら、
それに過度に戦うことはせずに、
自分にできることをしていく。
あくまでも、自然にいだかれて、自然に生きるという。
年齢からくる、視力の衰えかと思っていたら、
記憶の領域への影響。
進行性の病気の告知、
しだいに、迫ってくるアイデンティティー喪失への心配
。日常の寝起きの環境整備など。
その嵐の中、等身大の手作りの暮らしの大切さを
、身をもって伝えてくれることには、本当に感動しました。
NHKのスタッフの気遣いも素晴らしいし、
メッセージを忘れない筋の通った構成もいいと思います。
しらすのオリーブ丼がおいしそうですね。
シンプルなものが一番おいしいのかもしれません。
友人との小旅行、友人との再会など振り返る中で、その大切さを感じ取っているようでした。
北海道のガーデンの紹介は、とても懐かしく見ることができました。
アートと人生というテーマについて考えると、
判断基準を、美しいかそうでないか、にするといいのですが。
美しさの基準が人それぞれなので難しいですね。
また、欲にまみれ、カジノだの万博などに固執する美しくない人たちもいます。
また、地球の環境汚染の問題を考えずに、汚染水を海に投げようとするとんでもない人達もいます。
お金欲しさに、故郷を売るような行為をする人たちもいます。
しかし、これだけはだれしもが納得する言葉があります。
「自然は、美しい」
「地球は素晴らしいガーデン」で、
そのガーデナーはそのことをいつも意識しなければならないということでしょう。
ということです、私たち生命をはぐくんだ大本、私たちの存在を支えているもの、
これを美しく感じない人は、いないのではないでしょうか。
「自然に生きるとは、不自然なことをしないのではなく。
純粋に瞬間と永遠を感じ取る感性そのものです。」
この感性を持ち続けたい。それが、「アートと人生です」