冬来たりなば春遠からじ

英国の詩人シェリーのことば、

長い冬を耐え、春を待ち望む気持ち。

 

今年の冬は北海道は雪が多いです。

全国的にも多く、京都大原でも雪は多いのでしょうか。

 

ベニシアさんの近況については、あまり伝えられていません。

2021年もコロナの影響を受け、困難な1年でした。

東京オリンピックとかもありましたが、すでにはるか遠くの話です。

2021年9月が最新の放送でした。

今までを振り返りながら、2022年を実りある年にしようと、希望をもって進んでいきたいですね。

 

自然とともに等身大で生きる。

そんな、スローライフの価値観の始まりに、このNHKの番組の位置づけがありました。

経済成長が止まってしまった日本で、ブラック企業などがもんだになってきた時期です。

 

この「猫のしっぽカエルの手」の放送を楽しみに見ていました。

日曜の午後6時、夕食を食べながら、地に足がついた生活と、イングリッシュガーデン、ハーブ、生活の知恵など

一服の清涼感を楽しんでいました。

また、ベニシアさんのエッセイの英語がとても聞きやすく、英語の勉強になっていました。

クイーンズイングリッシュというのか、イギリスの貴族の話し方というのか気に入っていました。

 

エッセイの内容も、自然とともに、焦らないで生きるということでしょう。

自分の目や耳や脳で感じとり、よりよい生活を目指すということでしょう。

 

そんな風に楽しんでいたのが、一変したのは、

2018年3月11日の放送です。

その、自身の病気の告白が淡々となされました。

 

視力と記憶力に問題を起こす、進行性の病気にかかったという告白です。

それから、できることがだんだん少なくなり、

 

花の名前が出てこない

→友達と名札を付ける

文字を書くのがつらくなった

→歌を歌うことにした

など、今日を精一杯生きる、それも、上機嫌で

 

それから3年、今年21年9月の放送では、

視力の衰えから、ベットを1階におろし、手すりもたくさんつける。

などの、準備をきちんとし、ビデオチャットでイギリスの親戚と話をしたり、孫の面倒を見たり

大忙しでした。

 

瞬間瞬間に美しさがあり、それは永遠の美しさと同じになります

まさしくそれがアート、

人生を芸術に帰るのです。

芸術は多くの人を幸せにし、言葉の壁を越え共感できる人間だけに与えらえた才能です。

 

自分の幸せだけを追求する人には美しさという概念はないのでしょう。

 

みんなを幸せにするために、役割をもって生まれてきたはずです。

 

今からでも、人生にアートの要素をどんどん増やしていかなければなりません。

 

 

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