ゴッホの努力と生涯 油絵制作Bの⑦ 絵画の見方

 

オリンピックでは、ここまで来るのにどんな苦労をしたのかとかが、話題になりますね。

いわゆる、美談ですね。

 

ゴッホは、生きてる間は非常に過酷でしたが、絵にかける情熱は最後まで持ち続け

表現ということに喜びを見出していました。

 

激情と勤勉さを合わせ持ち、短い生涯の間にモーレツな勢いで制作し、多作ともいえるでしょう。

 

ちょっとこれはどうかな、という習作や、模写もありますが、幼いデッサンのように見えるところから

あの、張り詰めたような緊張感のある画面に持っていくには、やはり、精神を病むような鋭さが必要で

 

その、鋭さは、同時に自分も傷つけることになったのでしょう。

 

これは、美談なんかじゃなく、人生そのものです。

 

その、緊張感に空間はパキパキと音を立てるようで、見ていると苦しくなってくることもありますね。

もちろん、図録でなく本物を見てですが。

 

昨年の夏に北海道近代美術館であったゴッホ展は、

 

やはり、本物はすごい

 

ということでした。一筆一筆が腑に落ちる、スカッとする感じ、世界中の人に幸せを与えているすごいことですね。

日本がバブル景気で浮かれていた時に、ゴッホの絵を手に入れた御仁が、その、作品をまさに、自分の所有物のように

扱って、ひんしゅくを買ったことがありましたね。

 

ゴッホは、みんなのものです。隠さないで見せましょうというか、さっさと、美術館に寄贈し、日本国民を幸せに

してほしいものです。

 

さて、F130のBの方ですが、まさに、ムンクに似すぎて困ったところで止まっていましたが、あまり、入れ込み過ぎないで

薄くクールに、造形的な部分を強調してしくことにします。

 

なにか、わけありそうな顔はやめて、目、鼻、口の単純なものにします。強調しようとすると、だんだん大きくなってくるので

注意が必要です。

 

水平線の位置を、真ん中まで上げました。遠近法的空間は、消失点をハッキリ描かないと、天国の階段のようにだんだん上にあがっていく

傾向があります。

 

よく、野外で下り坂を描いているのに、どんどん上り坂になっていくことがありますね。道の、だんだん狭くなっていく線を強調する

とその傾向が強まりますね。

道の両脇のものをよく観察することと、いわゆる空気遠近法と(近くのものははっきり描いて、遠くのものはぼやかして描く)ミックス

して描くことで解消されます。

 

電信柱をどうするかが問題ですね。遠近法的に描くと、あと、2~3本小さいのが必要ですね。

 

左側の壁と建物は、薄塗で済ませるつもりです。あまり存在感を出すと、真ん中の人物に焦点が当たらないことになります。

 

真ん中の人物は、足首の処で切り、地面の線が手前に出過ぎるのを抑制します。

 

 

 

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