セザンヌ的風景に憧れと畏怖を

セザンヌのいた、プロバンスの風景と、日本の風景はホントに違います。

高温多湿の日本では、やはり湿り気があり、ウエットな感情もあいまって

割り切れないというか、キチンと整理できない。

ジャングルのように混沌としてしまうということがありますね。

 

ムンクの風景画は、北欧らしく雪の風景であったり、夏のオースゴールストランであったりしますが

冬の風景は、静謐であり、夏の避暑地は、その付属するも物語によるものか、即興的で情念のものがありますね。

 

それに比べて、プロバンスは、南仏の日差しの強さと、日向と日蔭のコントラスト、乾いた風景になります。

 

それに比べて、日本の風景は、北海道とはいえ、やはりウエット、湿気があり、メロウな感じになります。

 

モット湿気ると、イギリスの霧、テートギャラリーのターナーの作品になります。テートギャラリーは、フランシスベーコンのいい奴も

持ってますね。

 

プロバンスは、次の旅行の最有力候補です、あのサントビクトワール山を見てから死にたいですね。あの、岩山は、フォルムがはっきりしているところがいいですね。

マルセイユ空港が良さそうですが、行くのは難しいそうなので

パリからTGVにのっていくのがいいでしょう。

 

 

特に夏の風景は、緑、緑、カリフラーのような山を描いちゃったりもしがちです。

 

今は、秋、茶色や、赤、の色や、葉っぱが少しずつ落ちてきて、シラカバの白い幹が

見えてきます。

グンと描きやすくなるというか、整理しやすくなりますね。

 

今日は、セザンヌばりの絵を描こうと思って、やってきました。

①大河の下流で、静かに滔々と流れる川

②大木

③遠くの山

があるところ。

鮭がどんどん登ってきて、いたるところでばちゃばちゃ音を立てます。

天気は曇りのち晴れ、腕を日焼けしましたよ。

この大木は枝が多過ぎますね。

でも一番難しいのは、水面です。

流れてる水面を描くのはどうしたらいいのでしょう。

 

対岸の植物の緑も写し込んでいますが、反射するので、見た目は白

濃い緑が、黒もいりますね。

セザンヌ風というのは、タッチを積み重ねて、もう一回やり直して、また、タッチを積み重ねる

根気のいる仕事。

行ったり来たり、苦労が多く、苦しみが続きます。

木の幹が消えたのをまた補強する。

葉っぱを描く

周りの空間に空気を入れていく

その先の、美しさを求めていくわけですが、絵具がだんだんグレーっぽくなる。(混色による)

 

忘我の果てにつかむものは、混沌か構成かそこが問題です。

 

構図は、三角形

影のところにわずかにムラサキっぽい色、バイオレッドではなく、マゼンダかモーブ

を入れると空間が後ろに下がる。

バイオレッドは強すぎるので前に出てくる。

 

茶色に、ダイダイ(ウインザーオレンジ)を入れると、枯葉っぽくなる。

やはり、相応にブラック(アイボリーブラック)は必要。しまりがなくなっちゃう。

 

空の空間には、ジョンブリアン、フレッシュチント、コーラルレッドをおつゆがきで。

 

ニュートンのグリーンゴールドは、そのままで透明色、白との混色によく耐え気に入ってたのに

廃番になりました。

今あるやつを、大事に使います。

 

カンバスは、Sを使います。

空間の意識を大事にしたいので、中心から同心円状に空間を描くイメージ。

風景をくりぬくイメージで描きたいので、真四角のS号を使います。

S8とS10

このSで風景を描くのは、クリムトやシーレが好んで描きました。

 

風景は現場での作業が大半です。

描こうと思ったときの気力が持続させることが大事ですね。

セザンヌはサントビクトワールを何十回も書きましたね。

現場は、太陽の光、傾き、風、気温、その他もろもろのものが体にインプットされ

一瞬一瞬のひらめきが新鮮で、そのものが魅力です。

木は枝や葉の間に空気をふくんでいるので、その空気感を表すのが、行ったり来たり、

こっちを描いたら、向こうを描いて、またこっちを描いてのような行為の繰り返しです。

向こうから、順番に描いていくのでは、空気の含む量が違います。

 

 

 

 

 

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