北欧・ムンクを訪ねる旅 パリとムンクと新印象派から象徴主義への移行 これからはもう、読書する人や編み物をする女たちを描くべきではない 生きていて、呼吸し、感じ、苦悩し、愛する人間を描くべきだ と、若きムンクは、自分のゆく道を決めたのでした。 この道を行くと決めた時の、青白き頬のムンクには迷いがありませんでした。 これを サン・クルーの宣言といいます。1891年 パリ郊外サンクルー ... 2022年12月3日 munnkusan
北欧・ムンクを訪ねる旅 オスロへ行く ムンクの芸術の突破口 時代は印象派の時代、最初の3週間のパリ旅行の中で、 マネなどの風俗画の中にある人間を覚めて目で見る書き方や、 次の時代に来るべき表現主義のかしりを感じていたのかもしれません。 自身が回想している彼の芸術の突破口は 「病める子供」 国立西洋美術館 姉のソフィエの結核と死のモチーフです。 原点というべきこのテーマを、綿密... 2022年11月16日 munnkusan
北欧・ムンクを訪ねる旅 ムンクと黒い天使たち 黒い天使とは 病魔、狂気、そして死ということになります。 ムンクの芸術の原動力は何だったのでしょう。 ムンクは5歳の時に母親を亡くし、次に姉も15で結核で死亡。 この出来事が大きく彼の人間形成に影を落としていて、 自身でも 「私は、病気を遠ざけようとは思わない、私の芸術は病というものに負うことが多い」 と語ったほど... 2022年11月4日 munnkusan
北欧・ムンクを訪ねる旅 オスロムンクオースゴールストラン ムンクの叫びの功罪 ムンクの叫びという作品はムンクの代表作とする人がいますが、 ムンクの作品群を見ると決してそうとも言えないようです。 優しいテーマもあります。 実にほのぼのとした絵ではありませんか。 この、オースゴールストランでは、ほのぼのと、恋人達の繰り広げる嫉妬や 子どもたちの他愛ない遊ぶ声が広がっているのです。 短い夏の、淡い思... 2022年10月22日 munnkusan
北欧・ムンクを訪ねる旅 オスロへ行くノルウエーオスロオースゴールストラン ムンクのサマーハウス、オースゴールストランの思い出 私がオースゴールストランを一人で訪れたのは2018年の真夏でした。 左の赤色の小屋はアトリエ、右の黄色の家が居住の小屋です。 アトリエ部分がショップ兼ビジターセンター 私一人だったので、プライベートで案内してもらいました。 もう少し英語力があればと痛感しました。 さて、ここは避暑地、小金持ちの集まる小さな漁村です。 小... 2022年10月19日 munnkusan
北欧・ムンクを訪ねる旅 オスロへ行くムンクマドンナ ムンクマドンナの思い出 オスロ中央駅にはマドンナがいました。 一人でムンクを見に来た私にはまさに大歓迎の 看板のようなものです。 JALがフインランドのヘルシンキに直行便を飛ばしてから オスロにもたやすく行けようになったのです。 ムンク好きの方にはご存じの複雑な絵です。 この表情の意味するものは なんでしょう。 ムンクは、この題材に思... 2022年10月16日 munnkusan
実際の手順 第57回 主体展 2022年9月1 日~17日 東京都美術館 1年に一回東京に行くことを楽しみにしていましたが、この、コロナが出現して以来 東京行きはお預けになりました。 北海道には、いい絵が来ないので 東京の展覧会を見て回るのをとても楽しみにしていました。 なおかつ 外国にも行けないいま、本当に残念です。 絵だけ、東京に行って戻ってくることになります。 2019年の夏に、ノ... 2022年8月29日 munnkusan
北欧・ムンクを訪ねる旅 オスロへ行くノルウエーオスロバイキング オスロの思い出③ ノルウエーといえば バイキング バイキングは 中世の時代に 北方世界を席巻した部族 強くて、野蛮で、略奪を繰り返しました。 しかし、侵略が人の遺伝子に組み込まれているとしたら悲しいですね。 このバイキング博物館は、結構人気があり大勢の人が訪れるツーリストポイントです。 人種の底辺に流れる遺伝子の叫びが それを可能... 2022年5月23日 munnkusan
北欧・ムンクを訪ねる旅 オスロ オスロの思い出① 2018年2019年と2年続けてオスロに行きました。 ムンクが好きだからです。 JALのヘルシンキへの直行便は、これまでは10時間ぐらいですが 今は、ウクライナ情勢の悪化でで、グリーンランドやアフガニスタン、北極海などを迂回 13時間30分かかります。 オスロは港町です。 函館生まれの私には、港町の雰囲気が性に合ってま... 2022年5月20日 munnkusan
北欧・ムンクを訪ねる旅 テンぺリアウキオ教会・JTBの北欧ツアーに参加して ここは、ヘルシンキでも人気のスポット。 ストックフォルムから豪華客船に乗って、ヘルシンキへ向かいます。 バルト海からの朝日は実に感動的でした。 トロっとした水面に朝日が上がりました。夕日がすくな人も多いようですが、 私は断然朝日派です。バルト海の朝日を見ながら船は進みます。 これから始まるというのがいいではないですか。... 2020年11月4日 munnkusan