結局、黄土色と茶色みたいな色がきれいなんだよな。と感じるときがあります。
赤青黄色は強くてカラフルですが、美しい色といいいた場合、なぜか、地味な色が上がりますね。
土の色というのは、人間の遺伝子の中で重要な色と位置けられているのかもしれませんね。
さて、今の季節の北海道で、一番きれいな色は、ススキの穂の最初にでてくる赤茶色です。
これは、なんといっても美しいですね。なおかつ、風に揺られて、もうこの世ではないような雰囲気を醸し出します。
毎日見とれていましたが、この赤茶色の時期は短く、今はもう白い穂になって、揺れています。
この赤茶色を見るといつもスーチンの絵を思い出します。
背景にこわたレンガの壁があり、それが背景になっている絵です。今調べたら。Turkey Hanging by the fireplaceでした。
つるされた、動物の死骸を描いた作品が多いとされますが、彼の周りにはトサツの現場があったのでしょう。
スーチンはパリの市立美術館での出会いと感動の思い出が強く、一緒に展示されていた、インスタレーションをはるかに凌駕していました。
その、生命感と勢いのあるタッチ、絵を描く行為がはちきれんばかりに満載されていました。
スーチンは生きている間に、パトロンを捕まえて、裕福になったが、最後は、また極貧になり、50歳で死んだらしい。
死因は胃潰瘍、ユダヤ人であるために、フランスの地方を転々と逃げているうちに病に倒れた。
バーンズコレクションで有名な、バーンズ博士が、ゴッホよりいいんでないのといったらしいですね。このアメリカでの評価が、
パリでも話題になり、作品は高騰したらしいですね。
いまはグーグルの画像検索で彼の作品がいつでも見られていいですね。皆さんもさっそくスーチンを鑑賞しましょう。
日本で人気が高い、シャガール、モジリアニとも交流があり、フジタとも面識がありました。、結構人気がありますね。
赤茶色、白、グレー、ネイプルなどの地味な色は、究極の落ち着いたいい色ということができますね。
さて、待つ人シリーズの新しく始めたのは、3人で遊園地かどっかで待ってて、よりそって、疲れてみんな寝ている感じで始めました。
3つのフォルムが、団子みたいにくっ付いて一つのマッスになるようにします。
3人それぞれのあたまの中に浮かぶのは、疲れ、役割、演技、妥協などあるのでしょう。
近くから見ると幸せ、遠くから見ると孤独そんな構想で始めましたが、
いつものように、どんどん変わっていくでしょう。