秋になるはスケッチ旅行の季節ですね。気温もほどほど、炎天下の中のスケッチは、絵具も溶けちゃう感じになりますね。
後、山とか描く場合に、全部緑で、カリフラワーみたくなる時がありますね。茶色や黄色、赤が混じりわかりやすくなります。
あと、葉が落ちて。木の幹なんかも見えてくるので、構成をしっかり取りやすくなります。
スケッチ場所を探すのが一苦労ですね。
山であれば、単純な構成が取れること。簡単に言うと三角です。セザンヌの大水浴図、ニューヨークにあるやつのように、しっかりと安定した構図がいいんです。
次は、水平と垂直の意識です。
海であれば、水平線が見えること、漁港などでは、防波堤で囲われている場合は、海への出口が開かれていること。
水平は、海があるので、垂直方向のものが必要おなるので、船のマスト、灯台、なかったら街灯など。
道を描く場合は、遠近法を使いすぎないように、真ん中を中心に、自分が球体の中心にいる感覚で。真ん中を一生懸命描いて、外側はぼかすようにする。
道は、特に遠近法的に頼ると、画面自体がつまんないものになるので注意。
向こうに下がっている道を描こうとしても、天国への階段のように、上に上がっていくように見えることがよくありますね。
絵葉書的な絵から、もう一歩進めていかなければいけません。
風景画は、Sを使います
Sは真四角なので、自分が真ん中に入りやすいイメージを持て
宇宙の中心を意識できるのです。
クリムトやシーレも好んで使っています。
まず、カンバスを両手で前に突き出し、あたりをつけます。自分の見える範囲はどこまでか確認します。
これをしっかりしないと、縮尺のバラバラのへんちくりんでリアリテイのないものになります。
次に、木炭で水平と垂直を意識しながら、目を移動させながら描き進めます。
フキサチーフをひとかけ、いっぱいはかけません、少し木炭が流れるくらいが深みが出ます。
次に、コバルトかウインザーブルーを、おつゆ描きで、木炭の構成を補強します。補強した後は、今度は、ライトレッドやアンバーで同じように、デッサンします。
青は後からは入らないし、茶系統は絶対、下に必要です。
空は、ブルーではなく、ネイブルやこーらコーラルレッド、ジョンブリアン、フレッシュチントなどの乳色を使います。
青は強すぎるし、空気感が出るように工夫しなければなりません。
どんどん、デッサンを強化しながら、描き進めます。
ナイフで削りながら、少し細めの筆で、タッチを整えながら描きました。