絵画入門・北海道の春 荒野とホッパー

北海道、札幌市、昨日は気温が10度まで上がり、雪解けが一気に進みました。

ところが、一転今日はまた氷点下の世界が戻りました。

「その気にさせといて」という言葉がぴったりです。昔カルフォルニアの青い空という曲がありました。

暖かい気候、青い空はやはりあこがれるものですね。

 

アメリカの芸術家でわたくしが好きなのは、

3位ワイエス、2位ポロック、1位はホッパーです。ウオーホールは選外でした。

ホッパーはアメリカ人の原風景を見せてくれます。簡単に言えば、

「荒野に投げ出された人々の無量感」です。

 

長い道のそばのさびれたガスステーション、荒野の踏切、荒涼とした海岸の灯台、

荒涼とした忘れられた都会の無機質のビル、人が住まない家、

 

午前2時のダイナー、一人っきりの映画館、一つの方向を向いて並列に日光浴する個人的な人々などです。

 

北海道もあまりにも広いので、この自然に対しては、

ちっぽけで無力の人間のあきらめ見たいものを感じる時もあります。

しかし、しかし、この春だけは、絶対に生きててよかったと思える季節です。

 

生命の声が聞こえます。

「僕らはみんな生きている」

ということです。

向こうの道行く人々の手が気になりますね。

揃いすぎている、しかし、日本に蔓延する忖度状況を見ると、

あながちこれでいいかも。

 

各地で合格発表のニュースが聞こえてきました。

 

新しい生活を始める人はワクワクしているでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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