ベニシアさんと歌、たましいと母国語
今日は2020年2月2日 ベニシアさんの近況はどうなっているのでしょう。 NHKの猫のしっぽカエルの手を見てみましょう。   実は歌を歌ってCDを作っていたのです。 ベニシアさんのデビューが決まりましたね。 最近は、歌を頑張っているらしいです。 ぜひ、CDを買いたいですね。 きっと元気になれるでしょう。   目が不自由になったら、歌を歌えばいいじゃないか、 落ち込むのではなく、 すぐに次のことに進むのは素晴らしいことです。
2020年2月2日の、猫のしっぽカエルの手は、 2018年の再放送、ベニシアさんの病気の告白の回でした。 もう何回も見ているのにまた新しい発見がありました。 このころはまだ、自分でバスに乗って奈良まで出かけることができていました。   友達のモンベル会長に会いに行く回でした。 進行性の病気、視力の衰えと記憶障害、一番厳しい内容です。 どうしてこうなったのか、 疑問、 怒りから、 受け入れる ところまでの心の動きは、 ハラハラするほど純粋で美しいものでした。 また、モンベルの会長のやさしさとさりげないフォロー、 絶妙の距離感が心地よかったですね。

エッセイの中で、

「人生には、満ち欠けがある、いいときも悪いときもやってきて、

それが普通で自然の進行に従うものである。」という話がありました。

しかし、明日にはどんなことが起こるのかだれにもわからない、

人生は保証されないということはわかっていてもきついですね。

「人生は、記憶の積み重ねだ。」 「記憶をなくしたら、何者になるのだろう。」   自分がゆっくりと失われていく感覚は、 この間のNHKスペシャルの、 認知症の第一人者が認知症になったという番組の医師 が赤裸々に語っていました。 皆さんもぜひ見てください。 番組の最後で 奈良の野焼きを見ていたら、 闇に光るオレンジの炎が、 ベニシアさんの顔を染めました。   ベニシアさんの目から、涙が溢れました。 そして、母国語が出てきました。もちろん英語です 母国はネイティブともいい、一番心の奥底にあるもの。 彼女は日本にやってきましたが、魂の出身地はイギリスです。   人生に訪れた不幸に、いろいろ折り合いをつけて、受け入れよう、理解しようと気を張ったのでしょう。 魂が、 「なんでも全部覚えていたいよ!」 「いいことも悪いことも全部自分のものだよ!」   とつぶやいたのでしょう。   野焼きは、古いものを焼き払い、新しい息吹を待つという行事、 苦しんでいる心もリフレッシュされることでしょう。 明日は明日の風が吹く きっと、そうやってみんな生きているのでしょうね。 今日は、生き方がアートでした。
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